従業員さんあっての会社。
当然ですが、その中で仕事のペースが合わない社員さんもいます。
「見れば見るほど苛立ちを覚える」という上司の方も少なくないでしょう。
そんな社員さんの指導をするためにいくつか解決策を考えてみました。
サボっているわけじゃないけど仕事が遅い部下
決して意図的に仕事のペースを遅くしているわけではありません。
社員さんも仕事をサボっているわけでもありません。
仕事が遅い部下についてです。
部下の社員さんが仕事をしているところをよくよく観察してみると、一つ一つの行動が遅い。
仕事に取りかかるにしても何から何までゆっくりしている。
仕事のやり方も覚えているはずなのに、マニュアルを見ては確認している。
少し時間が経ったらまたマニュアルで確認している。
あるいは何か原稿を書いていたり、考えているのかと思ったら、作業しているはずの手が止まっている。
いつまでも考え込んでいる。
そんな社員さんの仕事をしている様子を見ていると「その作業、進められないの？」と思ってしまうことがあります。
それは仕方ないです。
仕事が遅い自覚がないのかマイペースな社員さん
仕事が遅い自覚がないのか、周りが忙しくしているのに、その社員さんだけマイペースで仕事をしている。
そして周りがその人に対して苛立ってしまうケースがあると思います。
ただ、ご自身ではマイペースで仕事をしていることになかなか気づかない。
ただでさえ、納期などで仕事に追われて忙しくしている。
場合によってはその社員さんのカバーのために追われているのに、忙しくしている人の手を止めて質問してしまう。
「いい加減にしてくれ！」と言いたくもなりますが、本人はいたって真面目です。
もう一ついうと、そういった社員さんほど休憩だけはきっちり取る。
それがどうしても日本の文化的には、「仕事に対しては取りかかるのが遅いのに、休憩だけはきっちり取るなんておかしい」と思ってしまいます。
とてもネガティブな言い方をすると、
・そう思ってはいけない
・それでも戦力として活躍してもらわなければいけない
・会社を辞めさせるわけにもいかない
という状況の中でどのような指導をすれば良いのかを考えなければいけません。
仕事が遅い部下の指導方法とは？
仕事が遅い部下の指導方法といっても限定的でしかありませんが、一応どのような指導をすれば良いのかという考え方についてです。
「仕事が比較的ノーマルに出来るところがどこなのか」という部分を見た方が良いです。
やはり職務の中で再構築していく必要があります。
社員さんに任せている仕事の中で、
・覚えている部分
・遅い部分
・覚えが悪い部分
それぞれがどこなのか、はっきりさせた方が良いでしょう。
さらにいうと、ほっといても問題ない部分と都度進捗を確認して指示しなければいけない部分をはっきりと切り分けます。
「ここからここまでを任せたい」ではなく、「どこまで自動で作業できるのか」を見極める必要があります。
この段階では作業がぶつ切りになっても構いません。
見極めのあとですが、ぶつ切りになった仕事をマイペースな社員さんに担当させたらまず説明をします。
たとえば、作業工程が5つある仕事のうち、3番目の工程を任せるとします。
・5つの工程のうち、あなたの前に①と②は、この人が担当していました。
・そして③は、あなたが担当する部分になります。
・あなたの仕事が終わったら、次は④⑤の工程があり、次の担当者に引き継がれます。
このように説明し、仕事全体の流れを意識してもらいます。
その次はこの工程の流れをスムーズなものにするために、引き渡さなければいけないタイム感を意識させます。
「この作業をこのタイミングで渡すと、次の人がやりやすい」ということを意識させます。
ノルマを課すのではありません。
「後の人がどうなるのか」と想像してもらうのです。
要するに、マイペースな社員さんは実際は驚くほど先のことや周りのことが想像できていないということなのです。
仕事完了までの流れで、ぶつ切りにした作業で任せて良いものはどれほどあるのか。
自分の役割がどの過程にあるのか。
作業が終わったらどのタイミングで報告しなければいけないか。
そういったことを考えながら、仕事を進めてもらわなければいけません。
そうしなければ、「今日の作業分をここで止めてしまっても誰にも迷惑はかからない」という間違った判断をしてしまう可能性があります。
判断の基準が周りの人と違う可能性があるのです。
どういう立ち位置でこの仕事をしなければいけないのか。
それを再確認するだけでも、意外と仕事がスムーズに動く可能性があります。
今回の話でいえるところはここまでですが、今後も情報発信していきたいと思います。
最後に
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本日は以上です。
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