広告にも勝る安全の標語現場の衛生管理や労働環境をアピールした方が受注に繋がる例

働き方改革
今回は建設業さんから頂いたご相談についてお答えします。
オンライン相談で色々なご質問を頂いております。
その中からご回答をシェアしたいと思いこの記事を書いておりますので、是非ご参考にして頂ければと思います。

今回は主に外装関係のお話になります。
塗装やサイディングの張り替え工事の際、その足場にはどのような広告を入れたら良いかというご質問についてお答えしております。

現場の掲示が宣伝ばかりだと実は逆効果! 労働者に安全を呼びかける標語の方が有効な理由


例えば外装工事や塗装工事をするに当たって足場を組み、メッシュシートと呼ばれるようなものを覆いかけるわけですが、
そこに広告を載せて使っているケースはかなり多いです。

そこに丁度良いスペースがあるわけですので、やはり色々な広告を載せたいという思いが業者さん側にはあります。

しかし少し考えていただきたいのですが、そこはお客様にとっては大事なご自宅です。

そして周りの方にとっては工事しているところを見ることができる実況中継の場であり、お客様のご友人やご家族様が見にくるということもあると思います。
それぐらい大事な商品に広告をベタベタと貼ったまま出荷されたら良い気分はしないと思います。

それよりも重要なのは契約した後も
「品質に気を使っています」とか
「売り逃げではなく良い商品をお届けしています」
というようなメッセージが届いている方が、やはり外部に向けても好印象を持っていただけるのではないでしょうか。

安全の標語もコロナを意識したものに、衛生について徹底指示が原則

やはり昨今のコロナウイルス流行の影響もあり、多くの人が以前よりも高い衛生意識を持っていると思います。
そして人によって衛生意識の度合いは違います
その中でも自分たちより遥かに衛生意識の高い人、衛生面を気にされている人に向けたメッセージを発信することが一番良いと思います。

たとえば手洗いうがいで満足できる人もいれば、自分が使った物は消毒しないと気が済まないぐらい意識の高い人もいます。
このレベルの人になってくると、普段街で生活していても「みんな意識が低すぎないか」と不安に思っていらっしゃることも多いです。

そういった人向けに意識の高いメッセージを送ることで「この人たちは分かってくれてる」と好印象を持ってもらえます。
そして当たり前のことを掲示し続ける

こちらは職人さん向けに発信することで、職人さんたちの意識の向上に繋がります。
衛生管理というのは全ての管理の第一歩ですので、そこを徹底して実行できると結果的に現場の雰囲気も変わってくるような相乗効果が望めると思います。

近隣対策は自社のアピールより安全の標語、うまく活用した例

こちらについては建設業だからというよりも一般論としてお伝えしたいのですが、「敬客愛品」という言葉があります。
特に建設業の様々な現場でこの文字が書いてあることが多いと思います。

この言葉は元々、西郷隆盛さんの「敬天愛人」から来ています。
これには「天を敬い、人を愛すること」という意味があり、座右の銘として使われていました。
そこから今度は九州で運送業をされてる吉田運送さんの会長さんによって作られた造語であり、現在では一般化した言葉になっています。

そしてこの言葉を納品業者さんであったり職人さん、あるいは見学でチラッと現場を覗いたお客様や近隣住民の方などに現場が行き届いてるというイメージを持っていただくことに繋がると思います。

なので敬客愛品に限らず、現場で使われる標語というのはマーケティング的にもイメージ向上にも非常に有効です。
それに加えて職人さんの意識向上にも効果があり、付随する形で会社自体のイメージ向上にもなるので徹底的にやっていただければと思います。

どうしても標語というと学級委員長的な意味があるように感じるかもしれませんが、
そうではないですよということを今回はお伝えさせていただきました。

今回は「広告にも勝る安全の標語、現場の衛生管理や労働環境をアピールした方が受注に繋がる例」というお話をさせていただきました。

「広告にも勝る安全の標語、現場の衛生管理や労働環境をアピールした方が受注につながる例」の動画版はこちら。

最後に

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また、Webサイト等々もご参照いただけましたら幸いです。
今回はこれで以上となります。


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