よく「入場教育」と呼ばれたりしますが、新しい社員さんのために説明しているだけで意外と疲れるわけです。
そういった場合にどのように対応するかというお話をしたいと思います。
新入社員さんの教育はとにかく疲れる、それはどうして?
新入社員さんの教育は、正直にいうと一つひとつ付き合っていると疲れてしまいます。
疲れる新入社員さんの教育をどうすれば良いのかというお話です。
新入社員さんはやる気満々なので頑張りをアピールしたいですし、気分一新でフレッシュなので色々と元気が有り余っているわけです。
それに一つひとつ対応していると、ついていけません。
人によっては年齢的な差の問題もあるかもしれません。
そこはある程度割り切らなければいけません。
「本来やるべきことは何なのか?」という問題です。
会社は、新入社員の疑問に、ひざまずいて解消方法を差し上げるコンシェルジュサービスではありません。
そう考えて、新人教育の目的をもう一度確認して考え直した方が良いと思います。
やるべきことは一つで、新しく入った社員さんが初日から迷うことなく働くことに集中していただく。
そこだけ伝われば、初日で自己紹介などといった個々のやり取りは重要ではないと思います。
その一点だけフォーカスすれば良いと考えています。
これならできる新入社員を教育する時の内容マニュアル
新入社員を教育する時の内容を、大まかに説明させていただきます。
まず初めに、会社として「どういう会社なのか」ということを再度伝える必要があります。
それが自社の沿革や自慢話ばかりでは、「その話はWebサイトに載っていて、もう知っていますよ」という話になります。
そのため、会社が設立されてからの歴史も交えつつ、
社会から現時点で「どういう評価をされているか」、「どういう風に見られているか」を伝えておく必要があります。
そして、実務のお話です。
「会社へ出勤したら、しなければいけないこととは何なのか」、
「退社するまでにどういう手続きがあるのか」、
「備品設備の使い方とは」をお知らせするのみと考えていただいて良いと思います。
それから、休む時はどうしたら良いかです。
有給の手続きや労務上のやり取りについては、各社によって個々の仕方があると思います。
その説明を各社の仕方に従って説明してあげます。
有給の手続きや労務上のやり取りの説明は、初日にしておいた方が良いでしょう。
説明する順番を間違えないようにすれば、次の日からスムーズにできる。
働くことに集中していただけるのではないかと思います。
新入社員の教育はスケジュールが大切タイミングと必要な時間とは?
まずはタイミングについてですが、今日入って来た社員さん以外で他の社員さんによって設備の利用や多少モラルが落ちているケースがあると思います。
それから、作業のやり方や有給の手続きを誤解されているというケースもあると思います。
そういった場合、他の社員さんへの社内ルールの再確認も含めて「入場教育」を実施します。
その時に、テレワークされているのであれば、テレワーク中の社員さんも巻き込んで実施します。
ある程度、習熟してもらうのはありです。
「何回も聞きました」「うるさいです」「私は忙しいです」という方がいるかもしれませんが、他の社員さんも巻き込むことでそれぞれの顔合わせが出来ますし、「この会社にはこんな人が居るんだ」と新しい社員さんにとっても分かりやすいです。
社員の皆さんが集まる機会を時々設けても良いと思います。
そして、30分や1時間といったように時間を限定して説明するシナリオをはっきり作っていきます。
話す内容を最初から決めておき、スライドに落とし込んでいきます。
それで十分だと思います。
あまり無駄に質疑応答をしてしまうと、やる気のある社員さんから色々な質問をされて振り回されるということになってしまいます。
よくある質問に対して答えるだけで良いでしょう。
そうすることによって、迷いなく働けるようになります。
本来の目的である、収益を上げていただく方へフォーカスします。
働くこと以外の問題については、30分や1時間といった短時間で解決してから一気に働けるモードに入っていけるようにします。
そうすると、業務のトレーニングがスムーズに進むのではないかと思います。
最後に
「リアルマーケティングマスタースクール」では、
地元で頑張る中小企業のために問題解決をご提供しております。
色々な情報をWebサイトでもお伝えしておりますので、ご参考にしていただけたら幸いです。
今回は以上です。
「新入社員の教育は疲れる!内容とスケジュールのコツとは?」動画版はこちら。
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