取引関係にもいろいろあると思います。
たとえば購買が必要な場面であったり、打ち合わせが必要な場面など。
そういった場面で、新しく取引を始める場合。
やはり相見積もりがないと、会社としてうまくいかないことが多いと思います。
今回はそちらについて、解説させていただこうと思います。
相見積もりの依頼はマナー違反?
まず第一に「相見積もりはアンフェアだからやらない方が良いのでは?」という考えもあると思います。
とはいえ、自動車の購入やリフォームのお願い、印刷依頼など。
実際にはさまざまな場面で相見積もりを依頼することがあると思います。
なかには相見積もりを取らないと、こちら側のイメージするニーズと依頼先の会社が提供できるサービスが一致しないケースもあります。
そういう意味では、打ち合わせや相見積もりは必須ではないかと思います。
そして相見積もりは、単純に値引きするためだけのものではありません。
たとえば印刷屋さんにデザイン込みで依頼する場合。
複数社と打ち合わせしていただくと、見積もりの数字が出てくる前の段階で会社の対応力は結構分かります。
なので未知の分野で新しい取引を始める場合、やはり最低3社は相見積もりが必要だと思います。
決して無条件に見積もりの数字を埋めて、値段の安い方を取る入札方式ではないことをご理解ください。
失礼にならない相見積もり依頼の仕方
では相見積もりを行うに当たって、「失礼にならない依頼の仕方」とはどういったものか。
まず大前提として、0から契約するつもりで丁寧にお打ち合わせしてください。
なぜなら、契約というのは打ち合わせの結果両者が納得した場合に成立するものです。
逆に言えば契約するつもりがないのに、見積もりの数字だけ欲しいというのは誠意が欠けていると思います。
そういうわけですので、お話がうまくいけば契約する見込みのある取引先を3社ぐらい見極める。
場合によっては
「繁忙期で打ち合わせができない」
「条件が合わない」
などの理由で向こうから断られることもあります。
ですので現実には3社以上になることも少なくないですが、やはり各社丁寧に。
最初から契約を前提として、いろいろ相談しながらお話を進めていくことが最もフェアで誠実なやり方だと思います。
依頼した相見積もり先の正しい断り方
最終的に打ち合わせがまとまったら契約するわけですが、当然全社と契約するわけにはいきません。
最終的に1社に絞ることになると思います。
そうなると、他に依頼した相見積もりは断らざるを得ないです。
その場合はどうすれば良いのか。
まず相見積もりをしてもらった3社との打ち合わせの結果、いくつか情報が漏れ落ちてることがあると思います。
ですので、そういった情報がないかを確認。
加えて初めにお話したように、相見積もりの目的は値引きが目的ではありません。
重要なのは「こちらの願いを叶えてくれるかどうか」。
それを踏まえたうえで交渉して、本命を1社に絞ると思います。
そして、今回は契約に至らなかった他の会社さんについて。
そちらは素直に「今回は契約できませんでした」で良いと思います。
言いづらかったら「他の親戚に強く言われてそちらに頼みました」と逃げ去っても構いません。
最後の切り方に問題があるのではなく、やはり全体を通してお話の中に誠意があったかどうか。
「代わりなんて他にもいるよ」みたいな態度だと、世の中決してうまくいかないです。
最後に
「リアルマーケティングマスタースクール」では地元で頑張る中小企業のために、さまざまな問題に関する解決策をご用意しております。
メールセミナーもありますので、そちらもご利用していただければ幸いです。
今回は以上です。
「相見積もりの依頼はマナー違反?失礼のない断り方」の動画版はこちら。