パート事務員さんの仕事内容はどこまで? お茶出しだけじゃなく面接までも?

働き方改革

パートさんの仕事内容、どこまでパートさんに頼んだらいいか?」というご質問を結構いただきます。

逆にパートさんという職位の方にここまで任せていいの?」というご相談も少なくありません。

今回はそういったお悩みにお答えできればと思います。

パートの事務員さんの仕事内容は限られてる?

パートさん世間一般のイメージですが、とくに事務員さんの場合、仕事内容がある程度限定されているというイメージをお持ちの方が多いと思います。

「パートさんにこれさせたらダメ」
「正社員はダメだけど、パートさんだったら頼んでいい」のように、妙な線引きをされているという方は多いのではないでしょうか?

パートさん、正社員さんの区別なく、通常は労働条件通知書を交わしているはずなので、「記載されてる仕事の範囲内」=「頼んでいい範囲」となります。

原則、記載されてない業務は基本やらなくて良いです。

仕事の内容をパートか正社員かによって現場判断で分けるのは、そもそも働く内容が契約で決まっているのだから意味がないのではないでしょうか?

パート=雑用係というわけではない

そして一方で、社内業務一般・職務一般など、さまざまに書かれますが、パートさんが雑用係というイメージを持たれている会社さんはいまだにあると思います。

もちろん業務として、アシスタント業務が含まれていたらさまざまな仕事をやってもらうのは当然で、契約内容に基づき働いてもらうのはなんら問題ありません。

しかしパート=雑用専門というわけではありません
重要な戦力として働いてもらっても構いません。
その辺、誤解がある方とても多いですよね。

要するに、パートだとか正社員だとかの雇用形態で区分するのではなく、現実の業務は適材適所で回していきます。
アルバイト・パートで入ってこられた方でも、
能力に見合って契約の状況だったり、本人の希望も交えて、待遇をどんどん変えていっても全然構わないと思います。

事務員さんならアルバイトでも面接や勉強は仕事内容に含まれる?

能力によって待遇が変わるなら、たとえアルバイトでもパートでも、社員面接を行ったり、勉強しないとクリアできないような仕事を当然のように任せていいのか?
という問題があると思います。
そこまで期待役割を押し付けて良いのか?
という問題ですよね。

それは、働きにきていらっしゃる方の考え方尊重するべきだと思います。

同じ短時間勤務であっても、もともとバリバリ働いていらっしゃった方だと、やはり意識高めに難しい仕事へもどんどん取り組みたいという方も当然いらっしゃいます。

一方で、
アルバイトなんだからラクして時給さえもらえればいいんです。ぼーっと座ってる時間があったってOK!」という方も当然いらっしゃいます。

結果的には、本人の希望に合わせて少しずつ再構築していくというのが今どきの解決方法です。

だからといって、
「片方がゴロゴロしているのに、片方が猛烈に働く。」といった不公平があってもいけません
そして勉強が必要になるような新しい仕事でも、チャレンジをしてもらった場合に

「なにかあった時の責任は上司が取る、ミスをしても構わないよ」という前提で、お仕事を提供できる体制を整えることは当然必要です。

パートの事務員さんならお茶出しも仕事内容のうち?


もう一つよくある問題としてお茶出しについてです。
パートの事務員さんに全部お茶出し任せて、
「お茶出しも仕事内容のうち、当たり前ですよ!」
という風潮が通ってしまうことについてです。

お客様がいらっしゃった時の来客へのお茶出しは、事務員さんの中でもパートの方が担っているというケースが結構多いように思います。

要するに、事務員さんの中でも職位の一番低い人がお茶出しをする。
そういう習慣が結構この国では常識だと言われてた時代もありました。
そんな文化をそのまま引き継がれている会社さんも、結構多いのではないでしょうか。

一方で、休憩時間を一斉に取るようなオフィスなどでありがちなのがお茶汲み当番ですよね。

休憩時間の何分か前にパートの事務員さんが給湯室にこもって
全員分のお茶やコーヒーをそれぞれの好みに合わせて注ぎ、お菓子も配り、片付けや洗い物も全て行うという会社も少なくないと思います。

仕事として行っても全く違法ではないですが、
しかし正直「その会社大丈夫?」って思ってしまいます。
「その時代感覚で大丈夫?」と。

時代錯誤というと言いすぎですが、パートの事務員さんに少しでも仕事していただける方が効率的ではないでしょうか?

休憩のときに、おじさん全員から一斉に「お〜い!!お茶!」と言われるようなことをいまだにやってるの?
新しい時代にその古い慣習は厳しくないですか?
と私の感覚では驚いてしまいます。

もちろんそういった昭和の感覚だからといって違法ではないのですが、
それを続けている会社の事業って成長できるの??
と少し厳しい言い方ですが、ちょっと思っちゃいます。
やはり、やり方を変えた方がいいかなと、率直に思います。

洗い物してくれるのはありがたいですが、私は自分でやります。

当社を例にとると、
私も会社でコーヒーを入れたりすることもあるのですが、原則自分で洗い物をやります。
コーヒーメーカー等の掃除原則自分でやる方です。

社長に洗い物をさせたら負けという方もいるので、
たまに気を抜いた時に、事務員さんに洗い物取られてしまうこともあるのですが、、
そこは話合いをしながら、私がやるようにしています。

職員の入社順で一番あとから入ったパートの事務員さんにすべてをやらせるというのは、なんとなく少し引っかかるな、と正直思います。

正しい・正しくないという話は少し逸脱した個人的な感想も含めていますが、
古いやり方だと従業員さんの成長するようなシステムって難しいのではないかなというのが今回のお話です。

最後に

「リアルマーケティングマスタースクール」では、
地元で頑張る中小企業のために問題解決を提供しております。
オンライン相談など色々とやっております。

現状お困りの問題点から改善ポイントもお伝えしたいと思います。
Webサイト等々でこういった働き方の問題、色々取り扱っておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

今回は以上です。

「パート事務員さんの仕事内容はどこまで? お茶出しだけじゃなく面接までも?」の動画版はこちら。

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