武蔵野の小山昇さんが進める環境整備、経営者がその本や名言に心酔する理由とは

働き方改革

小山昇さんのベストセラー、経営者なら武蔵野の本は一度は読んだことあるはず

著名だった人もですね。
叩かれ出すと「なぜ、こんなに叩かれるんだ?」というのはよくありますよね。

クライアントさんの企業の事故を元に、武蔵野の小山さんがすごく叩かれる謎の現象が起きています。

小山さんご本人は悪くないと思うのですが、なぜなのでしょう?

小山さんといえば、環境整備
経営者の方々の中には、心酔されているファンの方がとても多いですよね。

小山さんの名言や著作に感銘を受け、すごく心酔されています。

一方で社員さんからすると、小山さんに心酔している経営者さんを受け入れられない
そういうミスマッチがかなり多いですよね。
素晴らしいお話でもなかなか上手くいかない。

それはなぜなのか?というお話を今日は分析して考えてみたいと思います。
ご参考になりましたら、幸いです。

なんといっても小山さんはベストセラー作家です。
経営者さんなら、武蔵野系の本は一度はお読みになったことがあるのではないでしょうか。

特に朝の掃除
トイレ掃除なども含めまして、徹底するというのを今の経営者の方々が最初に影響を受けてらっしゃるのは、やはり元は小山さんなのかなと思います。

そして「経営計画」ですよね。
厳しい経営計画を立てなさい、そういうお話。
それも武蔵野として有名なお話です。

もう一つ、もう少し前の時代になると「手書きのハガキ」です。
お目にかかった方、全員に葉書を書く」それもやはり有名でした。

日本の経営者の多くの方は、回り回って小山さんの影響を受けてる人が多いですよね。

名言でわかる武蔵野の方向性、小山昇さんの経営法とは

名言でわかる武蔵野の方向性」として、小山さんの経営法というかたちで名言をお借りして、一つお話したいと思います。

典型的なよくあるパターンの小山さんの名言、これですよね。

人間は、言ってもやらない。従わないものです
だから、実行させたいと思ったら、嫌でもせざるを得ない状況をつくることです
こういう感じの名言、お話が多いですよね。

社員さんに実行させたいと思ったら系の名言は、経営者として共感しやすいお話がすごく多いと思います。
そのため、社員さんの使い方のお話がどうしても増えますよね。

このへんが社員さん側からすると引っ掛かってくるのかなと思いますが、小山さんが悪いわけではなくて、今は叩かれすぎだと僕は思います

武蔵野といえば、環境整備。
小山さんに心酔する経営者さんの心理です。

環境整備」や「絶叫朝礼」というものは、一部の人から非常にオカルティックと揶揄されたりしています。

懇親会に全員が浴衣で行かなければいけないなど、今でいうと完全にハラスメント系になってしまいますので、そういうことを言われる。
揶揄されるもとになっていると思います。

従業員さんと対立するのは、やはりそこだと思います。

それをどうして、経営者さんはすごく大事にするのか?について、ミスマッチが解消されるといいなと思い、考えてみました。

武蔵野といえば環境整備!小山昇さんに心酔する経営者の心理とは

やはり、経営者は孤独なんですね。

特に代替わりした経営者さんや、ある程度上手くいったけど時代が変わって曲がり角に立った経営者さんは「こんなはずじゃなかった感」がとても多いと思います。

その上手くいかない時期に、社員さんとの対立が増えていく会社が多いようです。

僕も中小企業様の支援の中でたくさん見てきました。
「社員が言うことを聞かない」と怒ってらっしゃる幹部さんが多いケースもあります。

この「社員さんがぜんぜん頑張ってくれない」、どうしても「社員が悪い」という思いを両手いっぱいに抱えてらっしゃる経営者さん
孤独な方が多いですよね。

社員さんの給料は上げたのにご自分は満足にもらえないという方もいらっしゃると思います。
そういう思いも当然あると思います。

このような手詰まりな社長さんほど「ゲームチェンジや、ルールを変えることによって、新しい市場に突き進む」というより、「動かない社員が今より5%、10%多く頑張ってくれたら、今のやり方でももっと上手くいく」という発想になってしまいがちです。
前年度積み上げ方式ですね。

人は追い詰められると「昨年より何%増えればいい!」のような、同じやり方で「どんどん進むぞ!」的な考え方になってしまいます。
この「昨年より積み上げる、昨年より頑張る」。

つまり「社員、お前頑張れ!」のような発想に、朝のトイレ掃除や絶叫朝礼が流行する「頑張れ!気合いだ!乗り越えろ!」のような考え方の素地があると思います。

学校教育の制度も似たような面があると思うのですが、それを必要とされる受け皿、追い詰められた人が考える受け皿があるから、素晴らしい会社と思うのですが、小山さんのようなやり方が非常に受け入れられやすい。

そして、大半の日本人にはそのようなやり方が合わないからこそ、軋轢を生んでしまうのではないでしょうか。

新しいやり方を提示するのは当然、経営者さんです。

「社員が昨年よりもこれくらい積み上げろ。」という発想を捨て、経営者さん自身が「新しいやり方で次の市場を作っていく」という方針に切り替える。

そうすれば社員さんたちとの距離が縮まり、対立も減るのではないかというのが僕の考えです。

最後に

人によって考え方が違うと思いますが、こんなに叩かれなくてもいいのに、何か良い方法ないかと思いながら考えてみました。

リアルマーケティングマスタースクールでは、地元で頑張る中小企業様のために問題解決をご提供しております。

Webサイトでもさまざまなコンテンツ、社員さんとの対立を解決するための方法など、掲載しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

本日は以上です。

「武蔵野の小山昇さんが進める環境整備、経営者がその本や名言に心酔する理由とは」の動画版はこちら。

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