業務改善のアイデアは工場からは出ない!
逆効果の事例

働き方改革

経営者さんにとっては、社員さんの能力開発・業務改善、いろいろ進めていきたいと考えていらっしゃると思います。
社員さんたちからのいろんなアイデアを次々と前向きに進めていきたい
そのお気持ちはわかりますが、それが意外と空回りに終わりますよという、ちょっと残念なお話です。

やり方を変えなきゃいけない。
今回は『業務改善のアイデアは工場からは出ない!逆効果の事例』というお話ですが逆効果、ちょっとショックですよね。

工場から出る業務改善のアイデア 出る割に効果が出ないのはなぜ?


業務改善のアイデアは「出しなさい、出しなさい」と言うと出してくれますよね。
ルール化すると、社員さんたちは業務改善のアイデアを出してくれる。
ですが、振り返るとなぜか効果が出ない。
その罠について考えてみましょう。

まずは、出したアイデア全てを検証していますか?
これまで出した業務改善のアイデアにちゃんと取り組めているかどうか
意外と放置している例、わりとちゃんとした会社でも結構多いですよね。

アイデアが実行に追いつかない、実行がアイデアに追いつかないというのは、よくあるお話です。
上司からの指示で「アイデアこれだけ出そうね」というかたちで社員さんたちがアイデアを出させてしまうと、実情に即さないアイデアが出てしまいがちです。

ダメなアイデアも含めてブレインストーミングというかたちで、いろんなアイデアを出し合うのは当然なんですが、それをそのまま実行しようとしてしまう例は少なくないと思います。

業務改善のアイデアを評価につなげると 業績は下がるという事例


毎年、「これくらい業務改善のアイデアを出したら評価しますよ。」
「人事評価しますよ」と業務改善のアイデアを評価につなげていらっしゃる会社さんが意外と多いのではないでしょうか。

そうすると、社員さんたちは評価を出すために1打席目のホームランのほうを計画的に小出しにせざるを得なくなってしまう。
1打席目からホームランを打つと2打席目が続かないからなんですね。
成功率として上がっていくはずですが、社員さんたちは自分の評価が下がるので小出しにせざるを得ない。
そういう矛盾したことが起きてしまいます。

そして、社員さんから出る改善案なので、少なくともしんどい思いをする改善は後出しになります。
やはり楽なほうから提案を出すことになってしまいます。

その結果、業務改善後回しになりかねない。
遠回りになりかねないということが意外と現場ではよく起きています。

そして、前年の改善計画が中途半端に終わります。
今年も新しいのを出そうということで、また新しい改善案が出ます。
それも中途半端に終わってしまい、翌年また新しいアイデアに飛びつく。
このように中途半端をずっと繰り返してしまうことが少なくないのではないでしょうか。

業務改善は現場から出るアイデアは逆効果 解決策は?


業務改善は現場から出るアイデアは逆効果、その解決策について考えてみましょう。

今までお話した通り、社員さんというのはリスクを取らないから、社員さんなのです。
チャレンジしてしまうと、起業してしまいますよね。
安全にいくのが社員さんたちの属性ですから、それは当然ですが、そうすると波紋を呼ぶ、議論を呼ぶような改善は、やはりトップからしか出ることはないということです。

そして、そのマニュアルがちゃんと動いてるか。
新しい取り組みが動いてるかを確認したり、問題点が起きた時の解決は、社員さんに任せてしまうのではなく、やはり上長の方がするものです。
そこを社員さんに任せてしまうと、毎年毎年中途半端なアイデアの繰り返しになってしまいます。

今回もクライアント様からいろいろご相談いただいたケースの中で、やはりこのケースが多かったです。
社員さん任せにする部分と、トップが判断する部分は違うと思います。

効果的な業務改善のためには、やはりトップの判断が重要ですね。

最後に

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またご覧いただけましたら、幸いです。
今回は以上です。


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