保育園の運動会は旦那も仕事を休むのが常識ですが、それが分からない人もいるようです

ワークライフバランス

「お嫁さんと揉めています」
「妻に怒られました」

なぜか中小企業を支援する「リアルマーケティングマスタースクール」で、そのような相談をされることが多々あります。

よくよく聞いてみますと、お嫁さんの意見ももっともで
「あなたが100%悪い!」
とお説教されるようにキツく言われてしまうなんてことも。

今回はそういった旦那さんやらかした典型的な事例についてです。

子供の保育園で運動会がある日に仕事をしていい理由はない


会社に勤務されている旦那さん。
多くはお子さんのお父さんでもあります。

なのにご自身のお子さんが通っている保育園で運動会がある日に「仕事をする」というのはいかがなものでしょう

例えば、大抵の方は大小の程度にかかわらず結婚式をされたかと思います。
家族のイベントである結婚式に夫婦で参加したのですから、お子さんの運動会も夫婦で参加する
この場合は父親がお子さんの運動会に興味があるかないかは、問題ではありません。

これが21世紀の夫婦の在り方です。
令和以降の夫婦の在り方についてのスタンダードなので、議論の余地はありません。

そして今の日本には「有給休暇制度」もあります。
有給休暇が取れない経営者さんだったとしても代わりに社員さんにお仕事をしてもらうこともできるでしょう。

この国で子どもの運動会で休めないという人は、相当稀なはずです。
なかなか休みの取れないプロ野球選手でも「休んではいけないのか」という話にもなります。

「仕事を休めないから子どもの運動会に行けない」と主張して良いのは、親の死に目にも会えないと言われる歌舞伎役者さんぐらいではないでしょうか。

運動会の日に旦那が仕事で不在は子供の立場を奪うことに

次にお子さんの立場になって考えてみましょう。
実は運動会当日に父親が仕事で不在ということは、子どもの立場を奪ってしまうことになります。

どういうことなのかというと、動物的本能がまだ強い4〜5歳の時期を過ぎ、6歳前後になると子どもは「友達の父親に対する認識」を持ち始めます

子どもの社会にとって、
「○○君のお父さんはこの人だよね」
「○○ちゃんのパパはあの人だね」
というような認識は小さな社会ながらも大きな意味を持ちます。

前提として、父親である旦那さんがいらっしゃらない家庭はまた別の話になります。

父親が家族の行事から逃げた」ということが、子どもにとって大きな意味を持ちます。
どうして父親が来ないのかということをお子さんが理解します。

そして、お子さんの友達の受け取り方にも差が出ます。
「○○君のところのお父さん、いつもいないよね」など、お子さんの友達からもそういう印象を持たれてしまいます。

しかも、お子さんの運動会に参加しないということは、子ども社会から見ると「子どもを裏切って逃げた人」と認識されてしまいます。
これはお子さんに対して弁解の余地もありません。

それはなぜか。
母親が「父親が仕事で運動会に来ない」と読み取れてしまうような顔をしているからです。
その顔を見たお友達の母親も同じ顔をしていらっしゃると思います。

そうすると、事情云々よりも母親の顔色で
「父親は自分が楽しみにしていた運動会に来てくれない」とお子さんが察してしまうわけです。

そのムードは子どものお友達にも伝染します。
こうして子ども社会の中でのポジションが不利になってしまう事態を招きます。

子どもの友達から、運動会に行けない父親がどう認識されるかという点も踏まえて、いま一度考えていただいた方が良いかもしれません。

運動会の日は仕事を休んで父親の役割を果たしましょう

結論だけを言いますと、
お子さんの運動会の日は仕事を休んで父親の役割を果たしましょう」です。

運動会に行かれるとわかると思いますが、父親としての役割は思いのほか多くあります。
観覧の準備はもちろん、場合によっては運動会の準備などをお手伝いしないといけない機会があると思います。

そのような意味では、父親である旦那さんも母親である奥さんと同じように地域社会と交流する一つのきっかけになります。
そして「地域社会の交流がマトモに出来ない人」は、社会人として何らかの問題があると周囲に認識されてしまいます。

運動会に限らず、お子さんの行事への出席についてはご自身の重要度で決めていらっしゃる方が多いと思います。
しかし実は社会人としてマトモなのかどうかを地域社会から判定される機会でもあるのです。

その矢面にお子さんの母親。
つまりあなたのお嫁さんが立たされ、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
そして、お子さんが母親の表情を見る。

さらには、お子さんの友達も同じように見ているということです。

子どもの行事参加から逃げて仕事へ行く父親には、弁解の余地がありません

旦那さんが仕事を休んで、お嫁さんとお子さんの行事に参加する。
たったこれだけの話なのですが、事態は深刻なのです。
今回のお話で、ご家族があなたにお説教なさる理由が嫌と言うほどわかったのではないでしょうか。

ですから、旦那さんはそれまでの認識を変えて頂いた方が良いと思います。
お子さんの行事が行われる次の機会には、父親である旦那さんもお嫁さんと一緒に参加出来るように休みの調整をする。
休みづらい働き方をしている場合は、行事当日までに有給休暇を取れるように行動を変えていく

令和の現代ではこのような対処法しかありません。

会社の経営者さんはもちろん、部下である社員さんもお子さんの行事のために休みを取っていただきやすいような仕組みが必要だと思います。

最後に

リアルマーケティングマスタースクール」では、地域で頑張る中小企業のためにさまざまなヒントをご用意しております。

メールセミナーも行っていますし、Webサイトにも経営者の皆さんの困りごとや悩みごとを解決させる方法の情報をアップしております。

「保育園の運動会は旦那も仕事を休むのが常識ですが、それが分からない人もいるようです。」の動画版はこちら。

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