一生懸命働けば働くほど、奥様がいい顔をしなくて
「あなた家のことはどうなってるの?問題」が発生します。
旦那さんは仕事を頑張りたいのでこの対立をどうするか?という問題です。
よく使う明確な答えがありますので、ご紹介したいと思います。
デキる経営者は家庭を顧みない?それは昭和のオッサンが抱く偏見です
昭和の形と言えばそれまでですが、デキる経営者ほど家庭を顧みないというイメージが
かってあったのではないでしょうか?
家に帰らないで働くとか、会社に寝泊まりをする。
「月末月初は会社に寝泊まりするのが男の本懐だ」のようなイメージです。
しかしこれは昭和の時代だから許されたことで、今はもう通用しません。
にもかかわらず、男女問わず、いまだにそんなイメージを抱いている人が多いです。
家庭を犠牲にする、家庭よりも仕事を優先する人が優秀な男性像という考え方が
まだまだ一部では根強いと思いますが、今はそうでもありません。
なぜかと言いますと、
やはり今の時代の優秀な経営者は家に帰ります。
帰らないという方は多分あまりいないかと思います。
実は僕もこう見えて、家に真っ直ぐ帰る方です。
帰る先の家庭で、ネガティブな空気の中過ごしてしまうと、
やはりビジネスワークの方でポジティブなフィードバックを得ることはできないです。
家の中が暗いと、正しい問題解決に結びつけることはできません。
そういう意味では家庭内のムード管理も、経営者としては必要な要素だと思います。
家族の満足度を満たしているかどうかを気に掛けられない人は、顧客の満足度も考えられない人です。
色々な経営者さんを見てきましたが、大体がそうです。
ですから家庭が上手くいっていない人や、「俺の好きなようにやって何が悪い」と言ってる人は、
大体お客さんに対するサービスもとても低かったりします。
これを読んで、ドキッ!としている方もいらっしゃると思いますが、あなたのことです。
やはりその部分は少し考えないといけないと思います。
そして21世紀の経営者ですので、時代に沿った行動が必要です。
ご自身の周囲の環境をすべて幸福に向かわせることができないと、やはり経営者として、マネジメントとして成り立っていない訳です。
「周りを幸福にしていく」
というのがこれからの経営者のマネジメント像であり、
それに沿っていく必要が当然あると思います。
努力しても家庭は崩壊。頑張り屋さんほど間違う落とし穴とは。
「家庭が崩壊したらダメだ、そうだ、家族のために頑張るぞ!オー!」
とすごく頑張っちゃった結果、なぜか家庭が崩壊してしまう、という落とし穴についてです。
「家事をすればいいんでしょう、あれすればいいんでしょう」
と猪突猛進型でタスクのように家事を猛烈にこなしたとしても、それだけでは意味がありません。
そこはやはり、ご家族とプロセスも気持ちも共有できていないので、
逆に軋轢が広がってしまうのです。
どうしても経営者なので、職業柄、結果最優先で考えてしまいます。
そして結果を最適化して、自分のやり方を最優先してやってしまうと、
今度は逆に、今まで色んな作業を積み重ねてきたご家族の立場を奪うことにもなる訳です。
これはやはり年配のご家族、一つ上の世代のご家族との接し方についてもそうなのですが、
こちらの正義を振りかざしてばかりだと相手の立場というのはどうしても奪いかねない。
相手の顔を潰してしまいかねないという要素がどうしてもあります。
家庭の役割分担ですが、役割分担だと言いながら労働タスクがあり、
それを下請けのように黙々とこなす、機械のようにやっておけばいいだろう、というのも良くないです。
「あなた、たまには料理ぐらいしてよ。ご飯ぐらい作ってよ」と言われて、ロボットのように一週間分の完成品をどーんと置いてしまう。
それはやはり上手くいかない原因の一つだと言えます。
経営者が仕事と家庭を両立させるのは、アノ人にコレを言うだけだった!思いもしない解決法とは
最後に、解決編のお話をしたいと思います。
やはり人間なので仕事の時とやり方は同じです。
お嫁さんが望んでいらっしゃるのは社員さんと同じで、
前向きな評価のフィードバックです。
配偶者に、きちんとフィードバックして評価を与えるということ。
少しおこがましいですが、社員さんに対してすることと全く同じことなのです。
ポジティブなフィードバックにしても、本人にたまに面談で伝えるだけでは、やはり意味がないというか効果が限定的です。
やはりそこは社員さんと同じで、色んな方向、色んな頻度、色んな形で
ポジティブなフィードバックを伝えることが必要なのです。
社員さんに関しては、
例えば上長に伝えてあげるとか、その人の部下に伝えてあげる、お客様に伝える。
色んな形で本人以外のところに同じようなポジティブな評価を伝えることによって、本人にフィードバック、さらに良いフィードバックが返ってくるということを狙う訳ですが、この方法はご家庭でも同じです。
お客様がいない分お嫁さんの場合、どこに伝えればいいかと言うと
お嫁さんのご実家に伝えるのです。
ご両親にお伝えする場合には、ご自身が
「私が至らずお嫁さんに苦労をかけています、迷惑をかけています。
だから常々とてもありがたく思っています。」ということを、実家のご両親に伝える。
これが有効な方法ではないかなと思います。
その際には、お嫁さんの実家で寝食を共にするとより効果的だと思います。
ただし、注意点があります。
お嫁さんの実家でやたら気の利く旦那さん像を作ってしまうと、周りの顔を潰してしまいます。
今の経営者は皆さん優秀なのでお嫁さんやお嫁さんのお母さんより気が利いてしまいます。
やり過ぎには注意しながらお酒でも飲んで過ごす。
気の利かない夫像でもそこは構いません。
家の中でグータラだと怒られますが、お嫁さんの実家だと少々グータラでもまだ可愛げがあって許されます。
実家で寝食を共にする、特にご飯を食べたり泊まれるのなら泊まっていくというのは結構プラスの効果を与えてくれます。
この効果を経験された方は、一人や二人ではありません。
僕たちの周りでも色々トライしていただいて成果を上げている方がいらっしゃいますので、是非トライしていただきたいです。
何かご家庭の衝突面で気になることがあった場合、ご実家に頼ってみるというのは一つの方法かもしれません。
最後に
リアルマーケティングマスタースクールでは
地元で頑張る中小企業のために問題解決をしております。
今回のような家族の問題解決についても、徐々にコンテンツが増えてまいりました。
webサイトをまたご覧いただければ幸いです。
本日は以上になります。
「経営者が家庭を顧みないと崩壊します、両立するための方法とは」の動画版はこちら。
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