そういった場合、紙の資料よりもムービーの方が有効なケースが多いと思います。
とはいえ、「ムービーを作らなければいけない」という形でプレッシャーを感じられたり、難しく感じられる方が多いと思います。
「作業マニュアルはこれぐらい簡単に作って良いですよ」ということで、最後まで読んでご参考にしていただければ幸いです。
これなら簡単フォーマットに基づいたマニュアルの作り方
まずはマニュアルのゴールです。
どういう形で使うか、装丁が素晴らしくて革で出来た立派なマニュアルをイメージされる方が多いと思いますが、それでは意味がないと思います。
マニュアルなので、従業員さんが仕事を覚えるのに使っていただきさえすれば良いのです。
結果的に、従業員さんがマニュアルを通して仕事が出来るようになれば十分です。
使ってもらうということ、役に立つということをメインに作業マニュアルを作らなければいけません。
この原則をお話で聞くと当たり前のように聞こえるのですが、上等感や格好良さを求めたりする方が多いので最初にお断りさせていただきます。
そういう意味でいうと、内容を絞りに絞ってとても上手な言い回しや相手が手を打って感動したくなるような表現は必要ありません。
内容で実践出来るかどうかが全てですので、あまり「洗練されている」かどうかは、考えなくて良いと思います。
とすれば、作り方としても実務的で構わないと思います。
いわゆる5W2Hなどの定型的な記入欄がある形でしょうか。
紙のように定型の記入欄があるような形で、記入欄に仕事の内容さえ書き込めば、後の人が読んで理解して実行してくれる。
それが理想の形なので、あまり「文章として素晴らしい」ことにこだわる必要はないのではないかと思います。
作業マニュアルは社員が作ろう!見本からの作り方
何故、作業マニュアルは社員さんが作った方が良いのかというお話です。
例えば、業者さんに外注して素晴らしいマニュアルを作ったとしても、初めて仕事内容を見る人からすると引っかかるポイントとまったく違うところが詳しく解説されている可能性があるわけです。
手順を迷ってしまうようなところというのは、すでに作業が熟練している人や管理職の人は気付きにくいです。
そうすると、作業を覚えたばかりの人や今から覚える人にマニュアルを作らせた方が役に立つということです。
要するに、マニュアルを作るのは熟練した人が上から目線で作るのではなく、仕事を覚えようとしている人に対して見せて理解してもらう為に作るというところに、大きな価値があります。
そのため、同じくらいの理解度の人にマニュアルを作らせる、説明をしてもらう。
テストといえば大げさですが、そういう確認作業が重要ではないかと思っています。
そうなると、作り方は前任者のマネでも構わないです。
丸写しでも構わないので、マニュアルを作成する社員が理解出来れば良いのです。
作業を覚える前と覚えた後で、前任者のマネをすることによって「こういうことを言いたかったのか」ということが伝わっていればそれで構いません。
マニュアルを作成する社員の理解が重要です。
より分かりやすい動画を使った作業マニュアルの作り方
当然、言葉で説明出来なくても構いません。
そういう意味では、動画マニュアルが良いでしょう。
作業マニュアルとして非常に有効ではないかと思います。
言葉で説明が伝わらなくても、結果的に仕事を覚えることが出来れば十分です。
そのため、特に製造業の方や飲食業の方であれば多いと思いますが、ほぼ無言状態で仕事をしている風景を動画で撮影するだけでも十分なマニュアルです。
やり方が分からなくて行き詰まっている人が何回も見ることが出来れば、それも十分立派なマニュアルということが出来ると思います。
決して難しい編集は必要ありません。
スマートフォンで撮って、無駄な部分をカットするだけで良いでしょう。
派手な文字装飾など全く必要ないです。
お言葉でも説明されていると思いますので、それが伝わればOKです。
YouTubeでも構いませんので、アップして使っていただけると非常に有効なマニュアルになるのではないかと思います。
最後に
リアルマーケティングマスタースクールでは、
地元で頑張る中小企業のために問題解決をご提供しています。
このようなマニュアルのお話、作業の教え方のお話と色々なコンテンツがありますので、
Webサイトの方もご参考にしていただければ幸いです。
今回は以上とさせていただきたいと思います。
「作業マニュアルの作り方、動画フォーマットと見本について」の動画版はこちら。
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