個人事業から法人化する場合、周りからまだ早いと言われたりすることもあるかと思います。
特に地方の場合は多い傾向にあります。
とはいえ、有利なやり方でやっていかなければいけない。
今回は私なりの考えをお伝えします。
フリーランスが法人化するメリットは?
フリーランス=個人事業。
個人事業で上手くいってる方が法人化するべきタイミングは?
法人=プロとして扱ってもらえる
つまり取引の範囲が広がる!ということ。
官公庁さんの中には、株式会社や法人企画でなければ取引をしない。
認可を受けられないというようなケースがあります。
そういった意味で、個人でやっているより取引の範囲がかなり広がるのではないでしょうか?
補助金や融資の優遇、小規模共済などが活用できる
政府の手厚い援助が受けられる。
特に補助金関係。
同じ内容で補助金申請をしたとしても、貰える資格があるかどうか。
貰えたとしても金額が全然違うことも少なくありません。
そして融資の優遇。
法人でないと受けられない制度がたくさんあります。
その他にも、退職されたときにどうするのか?といった共済制度も法人でないと受けることができないケースがあります。
単なる税務上のメリット・デメリット以外に、受けられるメリットが非常に大きい。
以上が、法人化の援助や制度のメリットです。
求職者からみても安心感が
なにより重要なのが、人を雇い会社を拡大させる中で求職者からみても、個人事業で大丈夫なのか?という疑問を持たれるかと思います。
個人事業の場合、社会保険加入は必須ではなく任意なので、個人事業で社会保険に入られているという方は少ないと思います。
一方で法人化した場合、社会保険加入は必須なので求職者からすると社会保険に加入できるという安心感がある。
その点から考えると法人化していないと、なかなか求職者から相手にされにくいというのは、実際問題にあるのではないかと思います。
法人化してわかる節税メリットとは?
法人化してわかるメリットは結構あります。
反対される人もいるかと思いますがメリットが多いなと思う部分があるので、簡単にお話します。
経費として認められる範囲が広がる
法人と個人では全く違います。
規定関係についても、法人だけが作れる規定がある。
経費半分レベルの話ではありません。
経費として認められる・認められない範囲が丸ごと変わります。
時には数百万単位で変わることもあるので、やはり法人化してるかどうかで有利・不利の差がかなり大きくなります。
設立時の赤字を引き継げる
法人設立した際には、色々な設備投資をしなければいけないということで設立時の赤字を数年に渡って引き継げます。
2〜3年目から黒字が出たとしても、初年度の設備投資の赤字を操作することができるというルールがあるので、節税メリットとしてもかなり有利になるのではないかと思います。
消費税の扱いが変わる
「法人設立初年度 消費税免除」というものがあります。
ある程度売上がある方としては、消費税の扱いが全く違います。
申告の方法も違いますので、やはり個人に比べると法人の方が選択肢が多いです。
その辺りを考えても、法人化が有利なのではないかと思います。
結論:法人化のメリットは年収いくらから?
「実際、法人化のメリットが1番あるのは収入がいくらになってからなの?」
このような質問が多いです。
売上規模で1000万円超えてる場合は消費税の初年度免除メリットが
個人的に収入はあまり関係ないと思います。
わかりやすくご説明しますと、消費税の免税メリットが最も大きくなるのは初年度の免除です。
元々1000万以上売上がある方だと、消費税を10万円以上払っていらっしゃるかと思います。
ですから、消費税の初年度免除を活用出来れば、初年度の消費税100万円以上が免除されるということになりますね。
これが法人化におけるメリットだと思います。
複数事業を行ってる場合は事業ごとに法人化するメリットも
複数事業を行なっている場合、一事業ごとに一法人化する。
先ほど「補助金や融資の優遇、小規模共済などが活用できる」でお話したように、補助金や国の支援が受けられるという部分でもメリットが大きいと思います。
他にも今年から新法人に関して、さまざまなメリットのある政策が打たれていますので、一事業ごとに一法人というのは決して悪い考えではないと思います。
実際は事業行うなら法人化した方がメリットが多いことも
結論として、事業を行うのであれば無条件に法人化スタートしても良いと私は考えています。
実際、私自身も新しい事業をする場合は法人を立ち上げてスタートしたりします。
色々な支援を受けられることが多いので、ぜひご参考にしていただければと思います。
最後に
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他にもこういったお話、経営の問題、Webサイトで取り上げております。
またご参考にしていただければ幸いです。
本日は以上となります。
「フリーランスは年収いくらから法人化?節税のメリットとは」の動画版はこちら。