客商売をしている中で、こんな時代ですから、衛生対策は当然必要です。どこのお店さんも衛生対策に対して、一生懸命やっていらっしゃいますね。
ただ、衛生対策に力を入れて頑張りすぎてかえってお客様を減らしてしまっている。
そういったお悩みをお持ちの経営者さんのために、今回は衛生対策をしつつお客様に対してどのような対応が適切なのかをご紹介したいと思います。
お客様が減ってお困りの方、是非最後までお読みになり、ご参考にしていただけましたら幸いです。
美容院にコロナ対策は絶対必要!その中には当然マスクも含まれます
美容院なので当然コロナ対策が必要です。
どこの美容院であっても絶対必要です。
その中で今は当然マスクするエチケットが、なくてはならないものになっています。
逆にいえば、髪の毛を触ったり人との距離が特に近い美容師さんのようなお仕事の場合。
マスクをしていないと「客商売なのに衛生対策が出来てないお店」と認識されてしまうので、継続不可能になってしまいます。
元々のテーマは衛生対策に力を入れて頑張りすぎてお客様が減る話ですが、頑張らなさすぎるのも話になりません。
衛生対策に対して頑張らなさすぎても継続不可能になってしまいます。
あまりにも衛生対策がしっかりしているとはいえないので、上手くいくはずはありません。
当然、大前提として換気や消毒、定期的な検温やマスクが必須です。
その上で「当店は安心安全のために衛生対策をこんなにしていますよ」とアピールする。
それで初めて人が来る。
逆にいうと、基本的な衛生対策をしていたといえ、それだけではお客さんが来てくれない、寄り付かない状況になります。
お客様に来ていただくためには、「衛生対策をしっかりしていますよ」という安心安全のアピールをする必要があります。
そのため、まずは「衛生対策をしっかりする」というところから始めましょう。
カット中にマスクを強要する美容院がたどる下降線
カット中にマスク着用を強要してしまう。
丁寧に衛生対策をやっていらっしゃる所で、きちんと衛生対策をしているのになぜか売り上げが良くないというご相談をよくいただきます。
カット中にマスク着用を強要する美容院がたどる下降線についてのお話です。
感染予防に「私達も気を付けているので、お客様も協力してください」とお客様に衛生対策をお願いする。
その衛生対応が度を越してしまう。
あるレベルを超えてしまうことで強要になってしまう。
要するに、衛生ハラスメントになってしまっているのではないかと問題になっているのです。
美容院さんによって対応が分かれているのが、カットの時にマスク着用をお願いするのか。
あるいは、シャンプーの時にマスク着用をお願いするのか。
そこで美容院さんによっての線引きが分かれています。
結論だけみると、美容院側が徹底した衛生対策をされた上で、お客様に対してはあまり要求しないという美容院さんが今予約で埋まっている。
一方で、自身も厳しくやっていますが、お客様にも厳しい要求をしてしまう所が客数半分になってしまっている。
今までと同じサービスクオリティで丁寧にされているのにもかかわらず、マスク着用の依頼が激しすぎる。
実際覗ってみると、マスク着用の依頼をする時の声のトーンも少し厳しいトーンになっている。
そういったところで、閑古鳥が鳴くということにつながっているのでないかと見受けられることが多いです。
美容院にマスク強要はダメだけどコロナ対策は大事、苦しいバランスの結論とは?
忘れないでほしいのは、衛生対策は当然大切です。
その衛生対策が誰のためにあるものなのかを考え、バランスを取る必要があります。
ルール遵守のためのものなのか。
社員さんを守るためにあるものなのか。
あるいは、お客様を守るためにあるものなのか。
売り上げを上げるためのアピールなのか。
そのバランスをしっかり取らなければいけません。
そして、やはり色々な所からご相談があって見たりするのですが、お客様をバイキン扱いしているムードのお店があります。
お客様をバイキンのように扱う。
お客様に対して「コロナがうつるじゃないか。ちゃんと綺麗にしてくれ」という態度であれば、お客様も気分が良くありません。
どこかで報復心が湧き上がって「もう二度と行くか!」となるか、「あのお店、不潔だった」という印象を持ってしまいかねません。
もちろん、清潔にすればするほど良いのですが、お客様をバイキン扱いした瞬間に話のベクトルが変わってしまいます。
そういったところが多いです。
そのため、やらなければいけないことは、お客様と敵対関係を築くことではありません。
緊張感を無用に高めるのではなく、お互いに安心安全をアピールしつつ適切な対応を取る必要があります。
この関係性のバランスが少し崩れて、従業員さんの何人かがマスク警察のようになっていくと、お客様との関係性が変わってしまいます。
そこだけはご注意していただければと思っています。
最後に
「リアルマーケティングマスタースクール」では、地元で頑張る中小企業のために問題解決を提供しております。
これからお客様とも関われる情報など色々とWebサイトで発信しています。
ご参考にしていただければ幸いです。
今回は以上です。
「美容院のカット中にマスクは苦しい! コロナ対策と強要との微妙な線引き」の動画版はこちら。
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