今回は先日8月に名古屋で開催されました『コミュニケーション講座』を受講していただいた方のご感想です。

結構たくさんいただきましたので、ごく一部ですが簡単に振り返ってみたいと思います。

まず初めに、初参加された方にこのコミュニケーション講座の構造について以下のようなご感想を頂きました。

他の人の練習であったり課題を見ていると自分自身のことを「これ自分も直さなきゃいけない」とダイレクトに分かったりします。

だからこそ今回のように全国各地で集まり、それぞれグループで練習することに価値があるのだと思います。
よく掴んでいただいて大変ありがたいです。

練習ですが、3つのステージに分かれています。

1つ目のステージでは基礎的な会話や世間話を例とし、商談に向かうまでの信頼関係の築き方についてトレーニングをします。

続いて2つ目のステージでは、一旦ご自身のお仕事とは別の業種の人間として商談だったりコミュニケーションのトレーニングをしていただきます。
これが意外と重要になります。

ご自身の業種しか知らないと「うちの業種は特殊だからこんなの合わないよ」とか「こういうのできないよ」となってしまいます。
なので旅行代理店など、条件を分かりやすくして練習してみる。
そうなれば特殊ではなくなるので、言い訳ができなくなります。

言い訳ができなくなる状況まである程度のプロセスを完遂しますと、ご自身の業種に戻ってきたときに「これを気を付けなければいけない」と気づいていただくことができる。
そういった仕掛けになっているわけです。

お気付きいただいて大変ありがたいと思います。
ありがとうございました。

治療院経営ラボの方でも問診講座をやっていまして、それで改善されて驚異的にリピート率が上がると。

単価も何も設定をしないままであるにも関わらず、予約がどんどん埋まっていくというような人気講座がありますが、似たようなものですね。
コミュニケーション講座なので接骨院の先生方が結構多くご参加してくださっているわけですが、ありがちなパターンとして問診という作業に時間をかけ過ぎてしまう。

コミュニケーションを取るのは大事な事なのですが、時間をかけ過ぎてしまうと患者さんが疲弊してしまい、何となく嫌な気持ちが積み重なっていくというような事が起きがちです。

実際このコメントをくださった先生もかなり優秀で有名な方なのですが、それでも更なる向上の余地はあるかと思います。
実際に問診時間を3割もカットできる事にお気づきになられて、ご活用いただけてるようで大変喜ばしく思います。

次は3つ目のステージの商談以外の部分です。

コミュニケーション講座の内容は基本的にクロージングの場面を想定してお話しているのですが、その他の部分では社員さんの面談であったり採用面接や仕事の教え方など、いろいろなコミュニケーションの場面で使うことができます。

今回はスタッフ面談をテーマにお越しいただいた方からです。

要するに面談の内容を変えていきたいということです。

この体が動いたりというのは、少し嫌気が出てしまうと人間はその反応で無意識に体勢が動いてしまったりするので、対面する場合にはそのあたりに気を付けなければいけないというのがこの方の課題でした。

課題だったり、社員とボスという関係だとボスの方がたくさん喋ってしまったり、どうしても説明過多になりがちです。
私も会社を経営していてそういう場面が当然あると思います。

みなさんも実際あると思いますが面談で必要なのは相手の話を引き出すことであり、その部分にお気づきになられて苦労しながらトレーニングをされていました。
ありがとうございました。

他ですがこの講座は、練習が大事なので何度もご参加いただいてる方もいらっしゃいます。
そういった方のコメントです。

この感想にあるようにやはり練習は大事です。

普通のセミナーであれば1回聞いて分かったような気持ちになれるのですが、このコミュニケーション講座は実地のトレーニングがメインですので「できている・できていない」はその場で誰もが分かります。

ですから欠けている部分をトレーニング。
再度参加をして更にレベルアップを繰り返すようなかたちになります。

メモは必ずという訳ではないのですが、相手の話を聞き漏らさないようにする以外にも、「ちゃんと聞いてくれている」と相手に感じてもらえる。
「自分は聞いています」というメッセージを送るためにも、メモを持っておいた方が有効だったりします。

そしてメモの取り方もやはり重要ですので、それもまたトレーニングで活かしていただければと思います。

今回は名古屋で開催されたコミュニケーション講座について簡単に振り返ってまいりました。

今回は以上です。
ありがとうございました。