コラム一覧に戻る

売上が下がってきたとき、低迷の対策は何から始めればいいのでしょう?

売上が下がる前に手を打つ人が、チラシやブログより先に整えているもの

売上低迷の対策というと、まずチラシやブログで新しいお客様を集めることを考えがちです。しかし10月の1dayセミナーでお伝えしたのは、新しい手ではなく、皆さんがもう知っていることばかりでした。知っていることを、取り組む順番に並べて、調子のいいうちに始めておく。その順番の中で、人を集める発信が何番目なのかも理由があります。売上が落ちる前に、何をどの順番で整えておけばいいのでしょうか?

段々に高くなる棒グラフの手前の段に手を置く社長と、いちばん上の段に置かれた拡声器

10月のRMMS 1dayセミナーのテーマは「売上が下がってからでは遅い」でした。

急に売上が下がってきたり、いろんな困難が出てきたりする時期があります。

それが初めての不調だと、どうしていいか分からないですよね。

うろたえているうちに、時間だけが過ぎてしまいます。

この記事を読んでくださっている方の中にも、もう売上が落ち始めていて、焦りながら対策を探している方がいらっしゃると思います。

何から始めればいいのか分からないまま、毎月の数字だけを見ているのは、本当にしんどいですよね。

作業台で部品を手に取り、若い職人に指さして見せる年配の職人
作業場で、商品の出来を一つずつ確かめ直す

売上低迷の対策を探す前に、確かめてほしいこと

その日の冒頭、僕はこう切り出しました。

「今日お話する内容は、全部皆さん知ってることです」

「これ聞いたよねっていうことだけを言います」

「やってるかい?ってことです」

一日の予定を空けて来てくださった方に向かって、新しい話はしません、と言ったわけです。

拍子抜けした方もいたかもしれません。

売上が下がってくると、まだ知らない新しい手を探したくなりますよね。

でも、知っている手をもうやっているかどうかの方を、先に確かめてほしかったんです。

しかも、手を打てばすぐに数字が戻るわけでもありません。

品質やラインナップの見直しを売上が落ちてから始めても、効果が出るまでにタイムラグがあるので「間に合わないんですよ正直」、だから早め早めです、と続けました。

売上が下がると、なぜ次の準備が進まなくなるのか

効果が出るまでの時間のほかに、もう一つ理由があります。

次の売上を作っていく準備は、やろうと思っても意外と進まないものなんです。

売上が少ないなと思いながら過ごしていると、だんだん元気がなくなってきます。

そのまま始めても、なかなかうまくいかないんですよね。

逆に、忙しいときほどエネルギーに満ち溢れています。

次の売上を作る準備ができるのは、実はそういう時期だけなんです。

だから、今困っていない方ほど早めに手を打っておきましょう。

余力があるうちにしか始められない準備があるんです。

売上低迷の対策は、どの順番で手を付けるのか

では、何から手を付けるのか。

お話ししたのは、商品から情報発信までを6つの段に分けた順番です。

これも、いつも言っている話です。

まず、商品の品質を上げる。

次に、商品ラインナップを設計し直す。

その次が、既存のお客様にご案内をする。

それから、商談の技術を上げる。

受注と納品の仕組みを変える。

そして最後に、情報発信をする。

耳にタコができている方もいると思います。

うるさいなと思われるかもしれません。

それでも、この順番が大事なんです。

一日の終わりには、この順番を、その日の中身と合わせて振り返りました。

その日のワークで参加者の方のラインナップを見直してみると、次に買っていただく商品、つまり出口がほとんど無いということが見えてきました。

だから出口を設計しなければいけません。

既存のお客様には、ハガキやニュースレターを送る。

受注と納品では、納期をコントロールする。

そこまで来て、やっとブログで発信する番になります。

チラシやブログで人を集める前に、確かめておきたいこと

売上が下がってくると、まずはチラシを撒こう、ブログを書こう、と集客から考えたくなります。

新しいお客様が来れば売上が戻る、と思うのは自然なことです。

それでも、「発信は最後です」とはっきり言いました。

商品を提供する土台ができていないまま、高いお金をかけて集客しても、来てくださったお客様をがっかりさせてしまうだけだからです。

なので、まずは商品から目を背けないことです。

どの段も、きちんとやろうと思ったら時間がかかります。

その日の感想の中に、追いつきたい、という声がありました。

僕はこうお返ししました。

「やることはリストアップして順番にやるしかないんで」

売上がもう落ち始めている方も、ここは同じです。

うまくいくかいかないかを考えるのは、それをやり終えてからです。

売上が落ちる前の方も、もう落ち始めている方も、ぜひ今日から取り組んでみてください。

Next Step

どの段から始めるかを
決めるところから

売上がまだ落ちていない方も、もう落ち始めている方も、いまどの段まで手が付いているかを伺うところから始めます。

RMMSの1dayセミナーでは、経営のテーマを一日かけてお話ししています。ご自分の商売に当てはめて考えたい方は、ぜひ一度ご参加ください。