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おしゃれなロゴより、地図で見えるロゴを。

ロゴや看板が埋もれてしまう社長へ。地図アイコンは「おしゃれを全部捨てる」が正解

2026年6月の問題解決ワークで出た「地図のアイコンがしっくりこない」という相談。その場でまとまった答えは「おしゃれを全部捨てて、視認性に振り切る」でした。開催レポートとして紹介します。

地図アプリのピンアイコンを指差し、おしゃれを全部捨てる方針を示すイラスト

「ロゴや看板、地図に出るアイコンが、なんだかしっくりこない」。こんな感覚、心当たりのある社長さんも多いのではないでしょうか。

自分では気に入って作ったはずなのに、地図で見るとなぜか他店と同じように見えてしまう。埋もれてしまって、目立たない。もどかしいですよね。

何度か作り直してみても、やっぱりしっくりこない。そういうとき、原因はセンスの問題だと思い込んでしまいがちです。ですが、実はもっと単純なところに答えがあります。

先日の問題解決ワークでも、ある店舗の社長さんから、まさにこの相談がありました。今日は、その場で私が整理した内容を、開催レポートとして紹介します。

地図のアイコンは、なぜ他店と同じに見えてしまうのか

相談の内容はシンプルでした。ゼンリンやGoogleマップに載る店舗アイコンが、しっくりこない。ロゴを工夫しても、なぜか他店に埋もれてしまう、というものです。

ここでまず確認したのが、地図上のアイコンの仕組みです。地図のアイコンは丸く切り抜かれ、文字も白抜きになりがちです。ですから、どんなに凝った組み合わせを作っても、結局は他店と似たり寄ったりになってしまうんです。マークやロゴマークで勝負しようとするほど、かえって埋もれてしまう。これが前提として共有されました。

私の提案は「おしゃれを全部捨てて、視認性に振り切る」

この前提を踏まえて、私はこう伝えました。「おしゃれを全部捨てて、視認性に振り切りましょう」と。

マークやシルエット、たとえば建物のイラストのような装飾は、思い切って手放していい。色ベタに文字だけで、十分なんです。おしゃれなロゴを目指せば目指すほど、小さな地図表示の中では、逆に何も伝わらなくなってしまいます。地図のアイコンで大事なのは、美しさではなく、認識のしやすさです。

道路標識を思い浮かべてみてください。装飾を凝らした標識より、色と形がシンプルな標識のほうが、遠くからでも一瞬で意味が分かりますよね。地図のアイコンも、考え方はこれと同じです。小さな面積の中で、瞬間的に「あの店だ」と認識してもらう。それが目的である以上、情報を足すより減らす方向で考えたほうが、答えに近づきます。

「見える」ロゴの作り方は、実はシンプルです

具体的な作り方も、その場で整理しました。

まず、面積を使い切ること。要素を絞って、限られたスペースいっぱいに大きく見せます。屋号は横一列に並べ、必要なら「老舗」のような一言を上に立てて、屋号そのものを太字で大きく配置する。それだけで、視認性はぐっと上がります。

装飾が多く地図の中で埋もれるピンアイコンと、色とシンプルな図形だけに絞って目立つピンアイコンを並べて比較したイラスト

地図表示は白抜きが前提になるので、地色は紺・赤・黒といった濃い色に限られます。白抜きの文字をはっきり見せることが前提だからです。

参考になる実例として、視認性の高いある看板ロゴの話も出ました。今すぐ全面的にそのスタイルへ寄せるのは難しくても、視認性を最優先するという方向性なら、すぐにでも取り入れられます。

そして、制作の進め方についても触れておきます。事務の担当者が小技を凝らして作り込むより、色と文字だけをシンプルに指定してリクエストすれば、それで足ります。凝ったデザインを追いかけるより、何を伝えるかを絞り込む判断のほうが、よほど大事なんです。

なぜ「おしゃれ」より「視認性」が正解なのか

地図のアイコンは、一瞬で判断される場所です。お客様は、地図上のアイコンをじっくり眺めてくれません。ぱっと見て、そこにお店があると認識できるかどうか。それだけで判断されます。

おしゃれさは、認識してもらったあとの話です。まず見えること、まず気づいてもらうことが先にあって、はじめておしゃれさが意味を持ちます。この順番を間違えると、せっかく作ったロゴも看板も、誰にも気づかれないまま埋もれてしまうんです。

チラシや広告のように、じっくり読んでもらえる媒体なら、世界観やデザイン性を重視する場面もあります。ですが、地図のアイコンは、そういう媒体とは前提が違います。お客様はすでに「行こうかどうしようか」と迷いながら地図を眺めていて、そこで目に留まるかどうかが勝負なんです。媒体ごとに、優先すべき順番があります。

おわりに

ロゴや看板が埋もれてしまう。地図のアイコンがしっくりこない。そんなときほど、足し算ではなく引き算で考えてみてください。マークを足すのではなく、色と文字だけまで削ぎ落として、視認性に振り切る。それだけで、見え方はがらりと変わります。

自社のロゴや看板、地図アイコンは、いま何を優先して作られていますか。おしゃれさが先に立っていないか、一度見直してみると、改善のヒントが見つかるはずです。まずは自社の地図アイコンを、実際に地図アプリで表示させて確認してみてください。他店と並べたときにどう見えるか、そこから逆算して考えると、直すべき箇所がはっきりします。

一人で判断が難しいときは、問題解決ワークのように、他の社長さんの視点を交えて整理するのも手です。よかったら一度、あなたのロゴや看板の見え方を、一緒に整理させてください。

Next Step

ロゴ・看板の見え方を
一緒に整理しませんか

「ロゴや看板が他店に埋もれてしまう」。その原因は、多くの場合、おしゃれさと視認性の優先順位にあります。地図アイコンや看板を何から見直せばいいか、あなたの状況を島田が一緒に整理します。

個別相談は無料・予約制・30分のオンライン相談です。会員同士で実際の課題を持ち寄って磨きたい方は、問題解決ワークへ。