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「地域のためにやりたいのに、値付けと集客で止まる」社長へ。問題解決ワークの開催レポートです。

子ども向け体験教室の「いくら・どこで集客」で失敗しないために

ある会員さんの相談に、その場でどう答えたか。参加費はワンコイン、集客はブログ・SNSで5人、中身は「自分の商品を作れる」体験。稼がない設計が、なぜ一番の集客になるのかをお話しします。

子ども向けの手作り体験教室で、子どもたちが作業に夢中になっている様子

「地域のために、子ども向けの体験教室をやってみたい」。そう思う社長は、けっこう多いんです。

夏休みに、親子で来てもらって、何かを手作りしてもらう。そんな企画です。自分の仕事の楽しさを子どもたちに伝えたいし、地域に顔も覚えてもらえます。動機としては、文句なしです。

ところが、いざ始めようとすると、たいてい2つのところで止まります。いくらにするか。そして、どうやって人を集めるか。ここで悩んで、結局やらずに終わるんです。もったいない話です。

先日の問題解決ワークでも、ある会員さんが「夏休みに子ども向けの体験教室をやりたい」と相談に来られました。今日は、その場で出たやりとりを紹介します。

「いつ・いくら」は、その場で即答できる

まず、開催時期。「夏休みのいつがいいですか」と聞かれて、答えはシンプルでした。前半です。後半でも構いませんが、宿題がまだ終わっていない前半のほうが、親子で何かをやろうという熱量が高いんです。

次に、参加費。ここで多くの人が悩みます。安すぎても困るし、高いと来ません。でも、子ども向けとなると、答えはほぼ一つです。

小学生が対象なら、ワンコインが限界です。それ以上もらおうとすると、親が身構えます。「体験」に、そこまでは出しません。逆に言えば、ワンコインなら、財布の判断をほとんど挟まずに申し込んでもらえます。

「それだと利益が出ないのでは」と思うかもしれません。でも、この企画で稼ごうとしてはいけないんです。狙いは利益ではなく、地域とのつながりと、来年につながる顔なじみづくりです。だから値付けは、儲けからではなく、来てもらいやすさから決めます。

「5人来たらいい」。集めすぎないことが、なぜ強いのか

集客の相談になると、みなさん「何十人集めなきゃ」と気負います。でも、私はこう言いました。「5人来たら、いいじゃないですか」と。

子ども向けの体験教室で、いきなり大人数を相手にしようとすると、一人ひとりに目が届かなくなります。手作りの面白さを伝える場なのに、さばくだけで終わってしまうんです。それなら、少人数で、濃く。来てくれた5人が「楽しかった、また来たい」と言って帰ってくれたほうが、ずっと先につながります。

目標を「5人」に置くと、集客のプレッシャーも一気に下がります。何十人を集める告知は大変ですが、5人なら、身近なところから声をかけるだけで足ります。やる前から潰れない設計にしておくことが大事です。

集客チャネルは、チラシではなくブログ・SNS

では、その5人をどこで集めるか。ここでもう一つ、はっきりした答えが出ました。コストを考えたら、チラシは不可。ブログとSNSで集めます。

理由は単純です。ワンコインの体験教室に、何万円もする折込チラシを打ったら、どう転んでも赤字です。集客にお金をかけた時点で、この企画の意味が崩れてしまいます。

一方、ブログやSNSなら、お金はかかりません。かかるのは手間だけです。「こんな体験教室をやります」と告知し、準備の様子を載せ、当日の写真を上げます。この発信が、来年・再来年の集客資産になっていきます。チラシは撒いた瞬間に消えますが、記事は残ります。

「ブログなんて書けない」という人ほど、ここでつまずきます。でも、難しく考えなくていいんです。やることの告知と、現場の写真。それだけで十分に伝わります。お金をかけない代わりに、足跡をネット上に残していきます。これが、小さな企画の正しい集客のかたちです。

一番効くのは、「自分の商品を作れる」体験

最後に、企画そのものの中身です。子どもが本当に夢中になるのは、何かを「作る」体験、それも自分だけの商品が手元に残る体験です。

たとえば、ある飲食店が、夏休みの「自由研究応援講座」に乗っかって体験企画をやり、それが地域の人気イベントになった例があります。子どもにとっては自由研究のネタになり、親にとっては助かり、店にとっては顔を覚えてもらえます。つまり、みんなが得をするんです。

ある飲食店の子ども向け体験教室で、大勢の子どもたちがそれぞれの料理を作っている様子
ある飲食店の子ども向け体験教室の様子(実例)

自分の手で作って、それを持って帰れます。この「作れる」というところに、子どものエキサイトが生まれます。見るだけ・聞くだけの教室より、手を動かして自分の作品が残る教室のほうが、何倍も記憶に残ります。自分の仕事の中に、子どもが作れる小さな何かはないか。そこから企画を組み立てると、無理なく形になります。

おわりに

子ども向けの体験教室は、3つだけ押さえれば失敗しません。値付けはワンコイン。集客はブログ・SNSで5人を目標に。中身は「自分の商品を作れる」体験にします。

この企画で稼ごうとしないことが、結果的に一番の集客になります。利益ではなく、つながりを取りにいきます。来てくれた子と親が、あなたの仕事のファンになって帰ってくれます。その積み重ねが、何年かあとに効いてきます。

自社でどんな体験教室が組めるか、値付けや告知をどう設計するか。一人で考えると止まりがちなところなので、よかったら一度、一緒に整理させてください。

Next Step

自社のイベント・体験企画を
一緒に設計しませんか

値付け、集客チャネル、企画の中身。一人で考えると止まりがちなところを、島田が一緒に整理します。あなたの仕事に合った体験企画のかたちを、その場で組み立てます。

個別相談は無料・予約制・30分のオンライン相談です。会員同士で実際の企画を持ち寄って磨きたい方は、問題解決ワークへ。