ほとんどのスクールが料金を隠している
まず言い切っておきます。価格を隠すということは、後ろめたいことがあるということです。
経営スクールやコンサルティングのサイトを見てください。料金が、はっきり書いてあるでしょうか。
「詳しくはお問い合わせください」「無料相談の際にご案内します」——こういう表現ばかりです。サービス一覧ページに料金は載せず、個別ページに行ってようやく出てくるか、最後まで出てこないか。そのどちらかです。
料金を出さない理由は、突き詰めれば一つです。後ろめたいからです。自分の提供するサービスに自信があれば、堂々と値段を出せるはずです。
「隠した方が問い合わせが増える」は仮説にすぎません
「料金を出さない方が問い合わせが増える」——こう主張する人は多いです。確かに、一見もっともらしく聞こえます。値段を見て離脱する人を、減らせるのですから。
しかしこれは、あくまでも仮説であって、検証されたものではありません。
私は畳店時代から20年近く、広告表現の実験を繰り返してきました。文字通り100社で比較検証を行っています。その結果たどり着いた結論は、価格は明示した方が良い、というものでした。
気分の問題ではありません。実験と検証に基づいた、合理的な判断です。
100社の比較検証とは
100社というのは、私がこれまで関わってきたクライアントの数です。各社でチラシ、DM、Web、さまざまな広告表現を試し、反応率を計測し、何が効いて何が効かないかを記録してきました。
その中で「料金を隠す」パターンと「料金を出す」パターンの両方を、何度も試しました。結果は、価格を明示した方が、最終的な成約率が高いというものでした。
問い合わせの「数」は、隠した方が増えるかもしれません。でも、問い合わせてくる人の「質」が変わります。値段を知った上で来る人は、最初から本気度が違うのです。
競合スクールの料金を調べてみると
実際に競合スクールの料金を調べてみると、この問題がよくわかります。
月額1万円以下の動画サービスから、年間100万円を超えるフルコミット型まで、価格帯はバラバラです。しかしほとんどが「問い合わせてからわかる」仕組みになっています。料金を堂々と出しているスクールは、ごく一部です。
RMMSは、エントリーコースが月額3万円、マスターコースが月額5万円。この数字を、サイトのトップページで出しています。隠しません。
なぜ隠すのか——構造的な問題
料金を隠すスクールには、共通点があります。
一つは、講座単位の課金モデルです。1講座30万円、次の講座も30万円——と積み上げていくと、総額がいくらになるのかわかりません。最初から総額を出すと高く見えるので、段階的に出すしかないのです。
もう一つは、営業トークで押し込むモデルです。無料相談に来させて、対面で「今なら」と畳みかける。料金を先に見せてしまうと、この営業のチャンスがなくなります。
どちらも、お客さんのためではありません。売り手の都合です。
RMMSが料金を出す理由
RMMSは月額制です。合わなければ、やめられます。だから料金を隠す理由がありません。
「3万円から始められます」と言い切れるのは、サービスの中身に自信があるからです。月額で続けてもらえば結果が出る。結果が出れば継続してもらえる。このサイクルが回る自信があるから、入口で小細工をする必要がないのです。
料金の透明性は、誠実さの表れではありません。合理的な経営判断です。
エントリーコース月額3万円、マスターコース月額5万円。書きました。それだけのことです。
価格を隠すということは、後ろめたいことがあるということ。逆に、堂々と出せるということは、後ろめたいことが何もないということです。
隠す理由がないから、隠さない。合理的な経営判断として、そう決めています。




