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記事の「量」ではなく、記事が語る「業種」を見る。

記事は書いているのに本業が売れない ― Googleに業種を間違われていた話

以前の1day集中講座で出た「デザインも記事数も指示通りなのに、本業の売上に繋がらない」という相談。その場で見えたのは、Googleが業種を勘違いしていたという原因でした。開催レポートとして紹介します。

書類棚の空のカテゴリフォルダを虫眼鏡が覗き込むイラスト

「ブログ、ちゃんと続けているんです。デザインも整えましたし、記事数も指示された通りに出しています。それなのに、肝心の本業の注文には全然繋がらなくて」。こんな相談、心当たりのある社長さんも多いのではないでしょうか。

記事は積み上がっているのに、なぜか売上に結びつかない。原因が分からないまま、デザインをまた変えてみたり、更新頻度をさらに上げてみたり。手は動かしているのに、成果だけがついてこない。もどかしいですよね。

真面目にやっているからこそ厄介です。サボっているわけではないので、何を直せばいいのか自分では見当がつきません。

以前の1day集中講座でも、ある参加者の方から、まさにこの相談がありました。今日は、その場で私が整理した内容を、開催レポートとして紹介します。

記事は出しているのに、本命の商材だけがゼロだった

その方は、真面目な方でした。デザインもきちんと作り込み、記事数も私が伝えた通りのペースで出し続けていたんです。ところが実際の記事を見せてもらうと、あることに気づきました。本業で一番売りたい商材についての記事が、その年、ほとんどゼロだったんです。

代わりに並んでいたのは、本業のついでにやっている仕事の記事や、季節のイベントに関する記事ばかり。どの記事も、それ自体は悪くありません。ただ、肝心の「これで食べています」という記事が、見事に抜け落ちていました。真面目に更新を続けていたからこそ、かえって気づきにくい抜け穴だったと思います。

記事数のノルマは満たしている。デザインも指摘された通りに直している。だから、本人としては「やることはやっている」つもりだったはずです。それでも成果が出ないとなると、次に疑うのはたいてい別のところになります。デザインをもう一段こだわってみようか、更新頻度をもっと上げてみようか、と。ですが今回、私が最初に見たのは、そのどちらでもありませんでした。

セミナー会場で参加者が講師の解説を聞いている様子

Googleは記事の中身で「何屋さん」かを判断している

なぜこれが問題なのか。理由はシンプルです。Googleは記事の数だけでなく、記事の中身を見て「この会社は本業として何を売っているのか」を判断しています。ついで仕事の記事やイベントの記事ばかりが並んでいると、Googleは「ここは別の業種の会社で、この商材はおまけでやっているだけかな」と受け取ってしまうんです。

これは、その場で私が実際にお伝えした指摘です。記事は出しているのに本業に繋がらない、という状態の裏には、「記事の量」ではなく「記事が語っている業種」のズレが隠れていることがあります。デザインも記事数も申し分ないだけに、余計に見落としやすい部分なんです。

考えてみれば、これは人が名刺やチラシを見るときの感覚と同じです。ついで仕事の話ばかりが書かれた名刺を渡されたら、「この人の本業は何だろう」と迷いますよね。Googleも、記事という名刺を何百枚も受け取りながら、同じように会社の業種を判断しています。量を積み重ねているつもりが、実は違う業種の名刺を量産していた、ということが起こり得るわけです。

打ち手は、本命カテゴリの記事を堂々と出すこと

私が伝えた打ち手は、拍子抜けするほどシンプルでした。売りたい商材があるなら、その本命カテゴリの記事を、遠慮せず堂々と出す。それだけです。

ついで仕事の記事やイベントの記事も、もちろん続けていい。ですが、本命の商材について語る記事が土台としてしっかりあってこそ、周辺の記事も本業の記事として意味を持ちます。逆に、本命の記事がゼロのまま周辺の記事だけを積み上げても、Googleから見れば「本業が何の会社なのか分からない」状態のままなんです。

競合との違いも、AIに「傷つかない表現」へ直してもらえばいい

同じ流れで、私はもう一つ具体的な書き方をお伝えしました。自社と競合の違いや、自分なりのこだわりを記事にしたいと思っても、直接的な言い方だと角が立ってしまう。だから書けずにいる、という方は少なくありません。

そこで私が示したのが、思っていることをまず飾らずAIに話し、「相手が傷つかない表現に直してください」と頼む、という方法です。これだけで、遠慮して書けずにいた「うちのこだわり」も、きちんと読める記事になります。攻撃的にならず、それでいて自社の立ち位置がはっきり伝わる。そういう記事が一本増えるだけでも、Googleに伝わる情報は変わってきます。

何枚も並んだ名刺のうち、本業を示す中央の1枚だけが空白のまま欠けている様子を表すイラスト

こうした、記事一本一本の中身まで踏み込んだチェックは、1day集中講座に限った話ではありません。問題解決ワークのように、会員同士で実際の課題を持ち寄る場でも扱えるテーマです。自分では気づきにくい「業種のズレ」は、人の目を通すと見つかりやすくなります。

まとめ ― 記事の量より、記事が語っている業種を見直す

デザインも記事数も申し分ないのに、本業に繋がらない。そんなときは、更新頻度をさらに上げる前に、本命カテゴリの記事が土台としてきちんとあるかを確認してみてください。ついで仕事やイベントの記事ばかりで、肝心の本業の記事が抜け落ちていないか。

Googleに、自社の業種を正しく伝えられているか。案外そこに、答えがあるかもしれません。記事を増やす前に、いま並んでいる記事を数えてみるだけでも、見えてくるものがあります。

自社のブログが、いま何を「本業」として語ってしまっているか。一人で判断が難しいときは、一度、あなたの記事を一緒に見せてください。

Next Step

記事が語る業種を、
一緒に確認しませんか

「記事は出しているのに、本業に繋がらない」。その原因は、記事の量ではなく、記事が語っている業種のズレにあることがあります。自社のブログが今どんな業種として見えているか、一緒に確認しませんか。

個別相談は無料・予約制・30分のオンライン相談です。会員同士で実際の記事を持ち寄って磨きたい方は、問題解決ワークへ。