「作るのが遅れて、発送が年末年始にかかりそうです。いつ送ればいいですか」
「お盆を挟んで送っても、反応は落ちませんか」
電話相談で、こういうご質問をいただくことがあります。
しかもお一人ではなく、何人もの方から、ほぼ同じ形で聞かれてきました。
DMを作っていると、どうしても中身のほうに頭がいきますよね。
キャッチコピーをどうするか、特典をどう見せるか。
ところが同じ中身でも、お客様のお手元にいつ届くかで、読んでもらえるかどうかが変わってきます。
今回は、ダイレクトメールが届く日を、お盆や年末年始とどう合わせるかというお話です。
セールスレターの発送が、年末年始にかかりそうだというご相談
あるご相談では、セールスレターの作成スケジュールを組んでみたら、発送がちょうど年末年始にかかってしまう、ということでした。
せっかく作ったものですから、できあがったらすぐに出したい。
その気持ちはよく分かります。
年内に出してしまえば、気持ちのうえでも一区切りつきますしね。

ただ、年末に届く郵便は捨てられやすいんです。
お客様の側に立ってみると、年の瀬の慌ただしい時期に、届いた案内をゆっくり読む時間があるかというと、なかなか難しいですよね。
目を通す前に、ほかの郵便物と一緒に片付けられてしまいます。
そこでお伝えしたのは、年が明けて1月上旬、お正月休みが終わったころに投函してください、ということでした。
年内に出したい気持ちをぐっとこらえて、数日待つ。
そうすると、お正月が明けてお客様が普段の暮らしに戻ったころに、ちょうどセールスレターが届くようになります。
年賀状は、なぜダイレクトメールにならないのか
では、なぜ年末年始やお盆に届くDMは読まれにくいのか。
分かりやすいのが年賀状です。
年賀状も、ハガキで家に届く郵便という意味では、ダイレクトメールと同じ形をしていますよね。
でも年賀状を読んで、何かを申し込もうと電話をかける人は、まずいません。
年賀状は、ダイレクトメールとしては働かないんです。
それと同じで、人が帰省しているような期間に、DMで反応してもらうのは実はとても難しいんです。
お盆のご相談でも、この時期はお客様が家にいないことも多い、という話になりました。
家にいなければ、届いたDMはしばらく郵便受けに入ったままです。
帰ってきたときには、たまった郵便物の中の一枚として、ほかと一緒に仕分けられることになります。
時間をかけて作った案内が、そういう読まれ方をするのは、もったいないですよね。
DMを送るタイミングは、帰省シーズンのどこに置けばいいか
帰省シーズンのワンテンポ前か、シーズンが終わった直後。
ここが反応の上がるポイントだと言われています。
お客様が家にいて、普段の暮らしの中で郵便受けを開けるときに届く、ということですね。
お盆のご相談では、お盆明けに発送すると決めました。
お盆が終われば、お客様の暮らしに日常が戻ってきます。
そのころに届けば、落ち着いて読んでいただけます。
このとき特別価格の期限は9月30日までとはっきり区切って、締め切りがあることが伝わるように書いていただきました。
お盆明けに届いて、期限は9月30日。
読んだお客様は、いつまでに動けばいいのかがすぐに分かります。
別のご相談でも、お盆明けの発送を目標にして、今あるお客様のリストで早めに準備を進める段取りにしました。
年末年始なら1月上旬、お盆ならお盆明け、あるいはシーズンに入る少し前。
お客様が家にいる日に届くように、そこから投函日を決めていきます。
お盆を挟んでも、あえて発送をずらさなかったご相談
とはいえ、いつでもお盆明けにずらせばいいかというと、そうとも限りません。
お盆に入る前に発送して、届いてからお盆を挟む予定のDMについて、ご相談をいただいたことがあります。
反応が落ちないか心配なので、期限を9月30日までにして、発送も後ろにずらしたほうがいいか、という内容でした。
お話をうかがってみると、そのあとに価格改定の企画が控えていました。
期限を9月30日まで延ばすと、その企画と時期が重なってしまいます。
お客様からすれば、特別価格の案内を読んだと思ったら、続けて値上げの案内が届くことになります。
これでは、どちらの案内も受け取りにくいですよね。
なのでこの方は、予定どおりお盆の前に送ることにしました。
届く日がお盆や年末年始にかかるかどうかだけでなく、その前後にどんな企画が控えているかも並べて見る。
こちらの空いている日ではなく、お客様の暮らしの側から日付を決めていく、という考え方は同じです。
次のDMの投函日を決めるときは、ぜひカレンダーにお盆と年末年始の印をつけて、お客様のお手元に届く日を確かめてみてください。
