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「コツコツ作業が、いつも後回し」——その口ぐせを変えた社長の話

飲食 西原洋平さんの伴走事例のイメージ

「コツコツやるべきことが、いつも後回しになるんです」。飲食店を何店舗も営む西原洋平さんが、最初に言った言葉です。ドキッとした方、多いんじゃないでしょうか。

今日は、その口ぐせをちゃんと変えていった、西原さんの話をします。複数の飲食店に加えて、自社商品のネット販売も手がける、超がつく多忙な社長です。

なぜ、大事なことほど後回しになるのでしょう

西原さんは、決して怠けていたわけではありません。むしろ逆で、いつも走り回っている方です。だからこそ、緊急の仕事が優先されます。ブログやプレスリリースみたいな「大事だけど締切のないもの」は、いつも列の後ろに回されてしまうんです。

これ、意志の問題じゃないんですよね。仕事全体が整理されていなくて、何から手をつけるかが見えていないだけなんです。だから、まずそこから始めました。

優先順位を2つ決めたら、8日で終わりました

やったことはシンプルです。今いちばんやるべきことを2つだけ選びました。1位はイベント報告のプレスリリース、2位はお店のインスタ原稿です。あとは週に一度、進捗を確認して、次の一歩を一緒に決める。それだけです。

そうしたら、何ヶ月も動かなかった2つが、8日で片づきました。西原さんからは「ようやく1番目と2番目が終わりました」と。後回しの癖が、実行の体質に変わり始めた瞬間です。

発信が回り出すと、次は「現場」を変えたくなります

面白いのは、ここから先です。発信が軌道に乗ると、西原さんのエンジンが、今度は本業のほうに向きました。合宿で「店舗の中の調理を減らす」と決めて、全メニューのレシピを見直し、共通する工程を洗い出して、作り方そのものを標準化し始めたんです。

マーケティングの話から、厨房の作り方の話へ。支援の中身がどんどん深いところへ入っていきました。実行の力がつくと、社長は自分から、より根っこの課題に手を伸ばすようになるんですね。

AIを「外注」から「社内の道具」に

もう一つ、西原さんがやり始めたこと。AIを、会社の中の道具に育て始めました。自社のデザインの考え方を言葉にして、プレスリリースを書くときのルールをAIに教え込む。そうすれば、次からは自分たちのやり方でAIが下書きを作ってくれます。

AIを「たまに使う外部の便利ツール」から「自社仕様の相棒」へ。ここまで来る社長は、正直そう多くありません。

後回しは、性格ではなく「仕組み」で直せます

「やりたいのに、できない」。これは性格の問題ではありません。優先順位と、締切と、隣で確認する人。この3つがそろえば、後回しの癖はちゃんと直ります。そして一度実行の力がつけば、社長は自分から次の課題へ進んでいきます。

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