凡事徹底、できていますか?
DXだ、AIだ、と世の中は騒がしいですよね。センセーショナルな成功事例が次々と出てきて、「うちもやらなきゃ」と焦る経営者の方は多いです。
しかし実際のところ、99%の中小企業の本当の問題はそこではありません。凡事徹底ができていないことが諸悪の根源です。
価格更新の漏れ、見積書の整合性、顧客への伝達ミス。全部「やっていて当たり前」のことです。その当たり前のことが当たり前にできていません。
- Webサイトの価格が更新されていない(旧価格のままのページが残っている)
- 見積書の数字が過去の案件と整合していない
- 顧客への連絡が漏れていた、または遅れた
- 帳簿の現金と実際の残高が合っていない
- 社員が「やった」と言っているが、確認する仕組みがない
帳簿の現金と残高が合わない
入会された方はみなさん、当たり前のことができていないと聞いて愕然とされます。
典型的なのはお金の管理です。帳簿の現金と実際の残高が合っていない。これはザラにあります。
「うちはちゃんとやっている」と自信を持って入ってくる社長が、最初のチェックで「全然できていなかった」と気づきます。この瞬間がRMMSの始まりです。
なぜ「当たり前」ができないのか
理由は単純です。チェックする仕組みがないからです。
社長一人で全部見るのは物理的に無理です。かといって任せた社員が完璧にやっているかどうかは、確認しなければわかりません。そして確認する仕組みがなければ、ズレは蓄積していきます。
ズレが小さいうちは誰も気づきません。しかし気づいた時には大きな問題になっています。
苦手な凡事徹底を完璧にこなす方法
凡事徹底はみんな苦手です。だからこそ、AIで仕組み化してしまえばいいんです。
私がAI活用を推進しているのは、最先端だからではありません。凡事徹底を実現するためのツールとして使えるからです。
Webサイトの全ページの価格を一括チェックして、更新漏れを見つける。二重価格も発見します。過去の取引事例から見積書を作成して、整合性を担保します。顧客の状況に応じた文言設定と送信を自動化して、部下の伝達ミスによる謝罪リスクをゼロにします。
全ページの価格を一括確認。更新漏れ・二重価格を自動で発見する。
過去の取引事例から見積書を作成。数字のズレを未然に防ぐ。
顧客への文言設定と送信を自動化。伝達ミスによる謝罪リスクをゼロにする。
どれも「センセーショナル」とは程遠い内容です。でも、これが現場で本当に効くAI活用です。
思考を渡すのではなく、思考を拡張する。言い換えると、今まで隣町に行くのに自転車だったのが車になるようなものです。行き先を決めるのは自分です。でも到達スピードが全然違います。
派手な施策の前に足元を固める
新しいマーケティング手法、SNS広告、動画マーケティング。どれも悪くありません。でも、見積書の数字が間違っている会社がSNS広告を打っても意味がないんです。
お客さんに届く前に、社内が崩れています。
RMMSでは、派手な施策の前にまず足元を固めます。当たり前のことを当たり前にやる仕組みを作る。その上で、次のステップに進みます。順番が大事です。
仕組みで解決する
私は番頭時代、禁煙休憩所でタバコを吸った社員に反省文ではなく業務改善計画書を書かせました。個人の気合いや反省ではなく、仕組みで解決するんです。
凡事徹底も同じです。「もっと気をつけろ」で解決する問題ではありません。気をつけなくても間違えない仕組みを作る。それが凡事徹底の正しいやり方です。
「自分は凡事徹底が苦手だ」という社長もいます。大丈夫です。その凡事徹底自体をAIに任せればいいんです。苦手なことを根性で克服する時代ではありません。仕組みに任せて、社長は判断に集中する。RMMSの考え方はそこにあります。