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添削の返事を14年分調べて分かった、作り慣れた会員さんが詰まる場所

上達してから直面する文章添削の本当の悩みとは?

添削を受け始めた頃と、原稿を作り慣れた頃とでは、僕に聞かれることが変わります。最初は写真や色やレイアウトが作れない、という悩みです。これはやり方が分かれば解決します。作れるようになった方ほど、今度は「お客様からどう見えるか」で戻ってきます。その一方で、上達しても最後まで残る相談があります。

チラシの原稿を手に、考え込みながら見つめる島田光章のイラスト

原稿の添削を長く続けていると、肌感覚で分かってくることがあります。

添削を受け始めたばかりの頃に聞かれることと、20件を超えたあたりから聞かれることが、どうも違うんです。

下手になったわけじゃありません。

上達すると、悩みの種類が変わるんです。

本当にそうなのか気になって、先日、僕の返事を14年分、2,375件調べてみました。

結果は肌感覚のとおりでした。

今回はそのお話です。

RMMSでは、会員さんが作ったチラシやハガキ、セミナーの案内文などの原稿を僕が読んで、返事をお返しするやり取りを毎日のように続けています。

そのやり取りを、受けた添削の回数で分けて見てみたんです。

すると受け始めたばかりの頃の悩みは、ほとんどが「作れない」でした。

写真をどう見せるか。

色をどう組むか。

レイアウトをどう並べるか。

そこで手が止まってしまうんですね。

こういう原稿に僕がお返ししているのは、写真や色やレイアウトの直し方です。

言い換えると、やり方の話です。

やり方の話なので、やり方が分かれば解決します。

経営者が差し出したチラシを、島田光章が真剣な表情で覗き込むように見ている添削の場面のイラスト
見た目や説明の足りなさは、教われば自分で直せるようになります

実際、20件を超えた方の相談では、この「作れない」は上のほうにもう出てこなくなっていました。

みなさんちゃんと上達されてるんですよね。

じゃあ、上達したら僕の出番はなくなるのか?

そうはならないんです。

作れないと言っていた人が別の悩みに切り替わるんですね。

それが相手の立場に立って書けない件です。

ちょっと例をお見せしますね。

セミナーの案内文を、何度も書き直して持ってきてくださった会員さんがいます。

もう何十回も僕に原稿を見せてくださっている方で、見た目も段取りもご自分で作れます。

その方に僕が返した言葉がこれです。

「話の順番がおかしいっす。まず読み手の問題意識に訴えかけないと!」

続けて、こう書きました。

「そしてこれは読み手の問題意識ではないです。ただの自慢。」

そして最後に、

「読み手にとってのメリット。これですね!」

自慢、って言われるのはキツいですよね。

でもこの方、初心者じゃないんです。

むしろ作り慣れているからこそ、こうなるんです。

作るのに苦労していた頃は、形にすることで頭がいっぱいで、言いたいことを盛る余裕なんてありません。

それが作れるようになると、余裕ができた分だけ、自分の言いたいこと、自分がこれまでやってきたことが原稿の頭に並び始めます。

書いている本人からすると実績の紹介です。

ところが読む人は、まだそのセミナーに何の縁もない人です。

知らない人の実績を頭から読まされても「で、私に何の関係が?」となってしまう。

売る側の椅子に座ったまま書くと、上手になった人ほどここに戻ってくるんです。

そういう原稿に僕がお返ししているのは、「お客様からはこう見えますよ」と、読む人の椅子に座り直してもらう言葉です。

作り方の話ではありません。

どこから見るか、の話なんです。

これが、上達してから直面する本当の悩みです。

作れない悩みは、自分でも「作れてないな」と分かります。

でも自分の側から書いている原稿は、自分で読み返しても気持ちよく読めてしまう。

自分の言いたいことが書いてあるんですから当然ですよね。

だから自分では見つけにくいんです。

ここまでで、上達すると悩みが入れ替わる、というお話をしました。

ところが調べてみると、上達しても入れ替わらずに残っているものが一つだけあったんです。

「これでいいですか?」です。

これも例をお見せします。

セミナー用のスライドの構成案を送ってくださった会員さんがいます。

こちらも何十回どころではない回数、僕とやり取りをしてきた方です。

送ってこられた文面の中に、こう書いてありました。

「もし、構成に問題ないようでしたらこれでスライドを作成し直してみたいと思います。お手数おかけしますがご確認いただけますと幸いです。」

で、僕の返事がこれです。

「やってることはなんら間違ってないっすよ!」

「概ね相談通りになってますよ! ここからはスライド外のやり取りで成果が変わると思います。当日うまくいくといいですね!!」

直すところ、無いんですよ。

これだけ作れる方ですから、構成はご自分でちゃんと組めています。

それでも出す前に、ひと声かけてから出したくなる。

調べてみると、こうやって判断を預けてこられた相談に、僕が直すところなしでそのままお返ししていることは実際に多かったです。

これ、聞くほうが悪いとは僕は全く思っていません。

むしろそれでいいと思っています。

チラシでもセミナーでも、出したら後戻りできません。

お金もかかりますし、お客様の目にも触れます。

それを一人で決めて出すのって、何回やってもしんどいものです。

たとえ返事が「間違ってないっすよ!」の一言でも、その一言があるのと無いのとでは、出すときの気持ちが全然違いますよね。

上達しても残るのは、腕の問題じゃなくて、最後のジャッジだけはどうしても一人では決めにくいからなんです。

聞ける相手がいる、というのはそういう意味なんだと、調べてみて改めて思いました。

ってことで、まとめます。

作れない段階の方は、遠慮なく作り方を聞いてください。

写真も色もレイアウトも、やり方が分かれば必ず作れるようになります。

作れるようになった方は、聞くことを変えてください。

「これで合ってますか?」ではなく「お客様からはどう見えますか?」です。

ご自分では気持ちよく読めてしまう原稿ほど、その一言で戻ってくるものが変わります。

そして最後の「これでいいですか?」は、上達してもそのまま持ってきてください。

直すところが無ければ、そのとおりお返しします。

今の自分の原稿が「作れない」段階なのか、それとも「お客様から見えていない」段階なのか、自分では見当がつかないという方は、RMMSの問題解決ワーク電話相談へ原稿をお持ちください。どちらの段階かを見て、作り方をお伝えするか、お客様の椅子から読んでお返しするかを決めます。

Next Step

「作れない」から
「お客様から見えていない」へ

どちらの段階かを見て、作り方をお伝えするか、お客様の椅子から読んでお返しするかを決めます。

今の原稿が「作れない」段階なのか「お客様から見えていない」段階なのか見当がつかない方は、RMMSの問題解決ワークか電話相談へ原稿をお持ちください。